キャッシュフローを改善させるには収入増加、支出減少、投資しかない

投稿日:2023年10月19日 更新日:

老後も経済的に不安なく過ごしたいと思うのであれば、早いうちからキャッシュフローについて考えておく必要があります。

キャッシュフローはエクセルがあれば自分で作れますし、今はGoogleスプレッドシートがあるので、Googleのアカウントさえあれば費用をかけずにキャッシュフローを作成できます。

給料や将来受けとれる年金や、毎月の支出といった把握は必要ですが、毎月の収入と支出が分かれば、あとはエクセルやスプレッドシートに入力するだけです。利回りはインフレは後回しでもいいです。

キャッシュフローを作って資金がマイナスになったり、老後資金が不足するようなら改善が要ります。

リタイアまでに必要な資金を知るためにキャッシュフローを立てる

老後までにいくら必要となるかは一人一人違うので、その人にあったキャッシュフローを作る必要があります。

同じ収入であっても個人事業主や会社員で保険料や年金は違いますし、持家か賃貸、子供の数などによっても違うからです。

一人一人必要なキャッシュフローは違いますが、ここでは平均的な日本人をもとに進めていきます。

 

老後2,000万円といわれるように、お一人様であれば2,000万、夫婦二人なら3,000万~4,000万円を老後までに用意したいところです。

キャッシュフローを作成して、老後までに必要な資金を準備できないときは、キャッシュフローの改善を考える必要があります。

 

キャッシュフローを改善させる方法はシンプルで、収入を増やすか、支出を減らすか、投資するかの3つしかありません。

 

収入を増やす

収入を増やすには、副業や働き続けるといったことがあります。

といっても会社員だと会社の服務規程で副業を禁止してることもありますし、働き続けるといっても再就職できなければ働くことはできません。

会社が副業を禁止してるかどうかは就業規則等を見ればわかりますが、よく分からないようなら会社の人事・総務部の人に聞くのが早いです。

法律の改正で継続雇用が増えましたが、今までの部下が急に上司になることもあって抵抗を感じる人は多いようです。ある業界は特にひどく、今までの部下に「何しに来たの」とに面と向かって言われたりするそうです。そういう場合は給料次第で別の会社に転職するのも一つの手です。

 

収入を増やすことは全ての人が出来るわけではありませんが、無理のない範囲でいいので収入を増やせればキャッシュフローは改善します。

 

定年退職まで時間があるのであれば、退職後に活かせそうなスキルや資格を学んで収入を増やすことも可能です。

おすすめは少ない資金で始められるスキルや資格です。副業が認められる会社であれば、週末起業から始めるのもいいと思います。

 

支出を減らす

収入を増やす、投資するよりも多くの人が取り組みやすいのが、節約などの支出を減らすことです。

 

収入を増やす方法として人気のあるブログやアフィリエイト等も効果が出るまでに時間がかかりますし、効果が出てるのは一部の人です。

その点節約ならすぐに取り組めて効果が分かりやすいです。

ただし、支出を減らすことばかりに目がいって活力を失うようでは意味ありません。

 

支出には変動費と固定費があるのですが、一般的に節約で改善できるのは変動費といわれています。

変動費には、食費や水道代、電気代といったものが該当し、固定費には住宅ローンや家賃、車関連の費用が該当します。

住宅ローンは借りたらそのままという人は多いのですが、金利は変化しています。

住宅ローンを安い金利に借り換えただけで無理なく節約できることは多く、借り換え費用の負担だけで月々の返済が4万円以上(合計800万円以上)少なくなったという人もいます。

また、都心部は駐車場が高いので、車からバイクに変えるだけでも効果は大きいです。

節約に取り組みやすいのは変動費ですが、固定費の方が効果的な改善が期待できます。

 

お金を投資にまわす

キャッシュフローを改善させる3つ目の方法は投資です。

銀行に預けてもほとんど利息が付かない現在の状況では、株式や投資信託等の金融商品や不動産投資は魅力的です。

 

3%の運用利率でも老後資金の準備が楽になりますし、運用しながら取り崩していくことで資金が減っていくペースを遅らせることが出来ます。

 

といっても株式や投資信託は値動きがあるのでリスクは高いです。

できるだけリスクを減らしたいのであれば、複数の金融商品を組み合わせることで出来ます。

日本だけでなく、アメリカやヨーロッパといった国、複数の業種や商品に分散投資することでリスクを減らすことは可能だからです。

様々な値動きをする資産を組み合わせることでリスクを減らすといった考えによって運用されてるのが、世界中の国や様々な業種を投資先に組み合わせた投資信託です。

 

投資家には機関投資家と個人投資家がいますが、個人投資家は機関投資家と違って決められた期間に結果を出す必要はなく、市場がよくなければ何もしないという選択も可能です。このため個人投資家が専門家に勝つことはよくあります。

為替や短期間の売買では、期間が短い売買であるほどゼロサムゲームに近づいていきます。

ゼロサムゲームとは、儲かる人がいれば同じだけ損する人がいることをいい、プラスマイナスゼロになることをゼロサム(足してゼロ)といいます。

短期間ではゼロサムですが、投資した会社は企業活動を通じて利益を還元するので、長い期間にわたって運用すればプラスサムになります。

商品選びさえ間違えなければ複利の効果も期待できます。仕組債やファンドラップでは微妙です。

たいしたパフォーマンスじゃない投資信託でも20年運用すればマイナスにならないのは複利の効果があるからです。

今ならNISAやiDeCoを使えば税制のメリットも受けられます。

まとめ

キャッシュフローを改善させる3つの方法

・収入を増やす

・支出を減らす

・運用をする

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