ファイナンシャルプランナーの資格で身につく知識

投稿日:2017年6月25日 更新日:

宅地建物取引業者として開業しようとすると免許の取得に時間がかかるので、どうしてもタイムラグが出ます。

宅地建物取引業の免許を申請中にしていたのが、簿記とファイナンシャルプランニング技能士(以下FP技能士)の2つの資格の講師でした。

FP技能士は、ファイナンシャルプランナーの資格の一つで、国家資格になります。

講師だけでなく、キャリアについての相談も受け持ってましたが、ファイナンシャルプランナーになりたいという人は意外と多かったです。

 

FP技能士の資格を取得した人の中には、勉強で得た知識を活かして副業している人もいます。

ファイナンシャルプランナーの資格で学ぶことは個人に関わることなので、仕事にも自分にも役立つ知識ですから、資格を活用できるシーンは多いです。

ファイナンシャルプランナー資格の活かせる仕事

ファイナンシャルプランナー(以下FP)は、顧客の収入や資産及び負債、支出、現状等のデータを集め、将来に対する希望や目標を踏まえて現在の問題点および顧客のライフプランを提案し、実行をサポートする専門家です。

FPはお金に関する広い知識を有するので、FP資格を活かせる仕事は多いです。

 

ファイナンシャルプランナー資格の活かせる仕事

・証券会社、証券外務員、投資アナリスト

・不動産会社、住宅ローンアドバイザー、銀行員

・生命保険会社、損害保険会社、保険外務員

・社会保険労務士、年金アドバイザー

・税理士、相続アドバイザー

・ブロガー、アフィリエイター

など

ファイナンシャルプランナーの資格で学ぶ知識は、ブログのネタにも使えます。

 

資格試験で学ぶことは広範囲にわたるため、応用できる仕事は多いのですが、規制により他の資格がないと扱えない業務も多いです。

たとえば、証券会社で有価証券を売るには証券外務員資格が必要ですし、保険を販売するには保険の外務員資格が必要です。

なので、FPの人は勉強熱心な人が多いです。

 

ファイナンシャルプランナー資格で身につく知識

FPに求められるのは広範囲に及ぶため、資格試験でも広い範囲の出題がされます。

簿記や宅地建物取引士といった資格試験では、狭い専門的な知識を学ぶことが多いのですが、FPの試験では、浅くても広い知識が必要です。

 

FPはライフプランの専門家なので、ライフプランを立てるための知識が必要です。

ライフプランは「30歳までに住宅を購入したい」「子供は2人ほしい」「老後に備えて資産形成しよう」といった誰でもがもっている希望を実現するための計画です。

ライフプランを立てるためには、家計の収支に関するキャッシュフロー分析、医療保障、年金制度、その他生活に関する制度の知識が必要となります。

ライフプランを立てるにはこのような広い知識が必要なので、世の中の様々な制度を勉強しますから、実生活でも大変役立ちます。

 

経済や金融商品の知識

ライフプラン達成のために金融商品を活用することがあるので、経済に関する知識、金融商品に関する知識、為替やオプション、株式等の知識が必要になってきます。

日々、新しく金融商品が開発されているため、リスク管理といった面からも、新たな金融商品や手法に関する知識は必要です。

最近は確定拠出年金や積立投資を始めたいという人は多く、経済や金融に強いFPが人気です。

 

生命・損害保険の知識

家族の大黒柱として働く人に何かあったときに加入するのが生命保険です。

年金や社会保障でも保障されることがあるので、ファイナンシャル・プランニングを行う際には年金や社会保障を補う形で利用します。

特に若い世帯などの子供が小さい家庭では、年金や社会保険制度だけでは遺族の保障が十分ではありませんから、民間の保険に加入することになります。

このように保障が不足する場合は、民間の保険商品についての知識が必要となります。

 

社会保険の知識

ライフプランを立てるうえで最も欠かせない知識の一つが社会保険に関するものです。

FPの勉強をして初めて知ったという人も多いのが社会保険制度ですが、老後の年金だけでなく現役時代にも重要な制度が多いです。

資格試験に合格するよりも、合格した後に勉強が必要なのが社会保険制度についてかもしれません。それくらい複雑なのが社会保険です。

複雑な制度を分かりやすく説明できるFPは重宝されます。

 

税金の知識

個人にかかわりある税金、つまり所得税や相続税といった知識もFPには重要です。

税金の分野は税理士や税務署の管轄ですが、ライフプランを考える上でかかわりのある税金の種類を知っておくことは大事です。

個人の収入には所得税がかかりますし、贈与を受ければ贈与税がかかり、死亡の際には相続税が遺族にかかります。

これから先、どのような税金が係るのかが分かれば対策をうつこともできるので、最低限の税金知識はファイナンシャルプランナーに必要です。

税金の知識があると自分の節税にも役立ちます。

 

不動産、住宅ローンの知識

不動産の購入では、大きな金額が動くので、不動産の購入自体がライフプランに大きく影響します。

そのため、ライフプランおよびファイナンシャル・プランニングをおこなうためには不動産及び住宅ローンの知識は欠かせません。

また、住宅ローンは金利の環境に合わせて見直しを行い、借り換えや繰り上げ返済を併用していくことで支出を数百万円単位で軽減させることができます。

FPに相談が多い分野の一つが住宅ローンに関することです。

 

相続の知識

相続の問題は本人の死後の話なのですが、残された遺族が安心して生活するためには相続の対策が必要です。

相続税がかからない家庭では、相続対策を何もしないことが多いですが、相続税のかからない家庭の方が裁判沙汰に発展してるといったデータもあります。

相続税が非課税の世帯でも最低限の相続対策はしておいた方がいいです。

 

その他の知識

FPは、個人の顧客を相手にするので、お金に関する知識だけではなく、心理学や傾聴スキルのような知識も必要とされます。

せっかくいい提案をできてもFPが信頼されなければ顧客は受け入れてくれません。

 

FPの業務には、相談業務、セミナー業務、執筆業務等があり、どの業務をメインにするかで必要な知識やスキルが異なります。

アメリカのアンケートでは、FP資格を保有している人は、将来に不安を感じることが少なくなるそうです。

 

まとめ

FPには広い知識が求められますが、それぞれの分野に精通している必要はありません。

 

むしろ一つ一つの専門的な知識よりも、どの分野でも基本的な知識を有してライフプランを立てたり、それぞれの専門家をコーディネートすることが重要といわれてます。

 

今までは、不動産のことは不動産会社、税金のことは税務署や税理士、保険のことは保険会社といったように、それぞれ単独で相談していました。しかし、それでは家計における総合的な問題が認識されないため、結果として住宅ローン破産や無駄な保険料、老後不安につながってました。

ライフプランを立てることによって、これから将来おこるイベントを把握できれば何を優先して行うかが分かるようになります。

FP資格だけでは食べていけないといわれてますが、自分自身の人生に役立つ知識が満載の資格です。

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