
「育児をしながら資格の勉強をするなんて無理に決まっている」……多くの人はそう思っています。
しかし、宅建士という難関資格に育児をしながら一発合格した人がいます。
今回は、育児をしながら、スキマ時間を活用して宅建士試験に一発合格した女性(香織さん)に話を聞きました。
私(香織さん)の自己紹介
画像はイメージです
今はまだ子供が小さいのでそこまで焦ってませんでしたが、将来的に社会復帰を考えると何か強い武器が欲しいと思っていました。
そこで周りの友人に相談したところ、「宅建士(宅地建物取引士)がいいんじゃない?」と教えてもらいました。
調べてみると合格までに300時間の勉強が必要らしく、「子育てしながら宅建士なんてとてもじゃないけど無理」と思いました。
でも、宅建士の資格があったら就職で強い武器になると思い、少しだけと自分に言い聞かせて頑張ってみることにしました。
勉強を始めたものの、専門用語が多く、毎日、子供の世話と家事に追われて、まとまった勉強時間が全然取れませんでした。
最初は苦労しましたが、それでも勉強を続けていたら、ある時から問題が解けるようになりました。
スキマ時間とネットで見つけた安い講座(25,000円)を使った勉強法で宅建士に一発合格することができたので、同じように勉強がない中で挑戦している方の参考になればと思い、私の受験体験記をシェアします。
私のプロフィール
・年齢:30代主婦
・子供:2歳(イヤイヤ期)
・仕事:週3日パート(午前中のみ)
・宅建士挑戦の理由:将来の社会復帰・就職を見据えて
・希望:在宅ワークが望ましい
自宅の近くに義母が住んでるので、パートに行くときは見てもらってました。
子供に手がかかること、あまり時間を割けないこと、法律初学者であること、知り合いから勧められたことなど、総合的な視点から宅建士を目指すことにしました。
勉強の悩みと課題
勉強を開始した時の悩みと課題
- 子供が起きている時は勉強できない
- 家事でまとまった時間が取れない
- 集中力が続かない、スキマ時間を有効活用できない
- 子供が寝たら一緒に寝落ちする
勉強開始してから3週間経っても全然テキストが進まなかったので、ネットでいろいろ検索してたら、安い講座があったので利用することにしました。
- 勉強開始→独学(3週間)→安い講座を利用(半年)
時間を作るために行った工夫
時間帯 | 取り組んだ勉強 |
朝 | 子供が起きる前の30分だけ動画を視聴する |
昼 | 子どもが昼寝している15分で〇×問題 |
夜 | 家事の合間、家事の後に30分~1時間だけ問題を解く |
週末 | 夫に子供を預けて近くの図書館で2時間集中して学習 |
●ポイント
・完璧を目指さず、どんどん講義を進めていくことが大事(早く一通り終わらせる)
・分からなくても立ち止まらず、先に進む(先生が言っていた)
・時間がない時は1日15分でもOKと割り切ることが継続のコツ
・スマホがあればどこでもスキマ時間で学習できるのが便利だった
・動画から音声に切り替えられるので、耳勉も活用した
使った教材と本番までのスケジュール
勉強ツールとして使用したのは、スタディングの宅建士講座です。
この講座のメリットは、問題集が多いことと、スキマ時間を活用できることです。
初めての資格の勉強だったので、何から手を付ければいいか分かりませんでしたが、スタディングだと合格に必要な勉強が用意されてるのが良かったです。
スタディングの講座は、講義から問題、過去問がセットなんですが、早い段階から過去問を解くので、自分でもどんどん力がついていくのが分かりました。
講義動画は、0.5倍速から3倍速まで選択できるので、1.5倍で聞いてました。
私は民法が苦手だったのですが、何度も動画を見ることと問題を繰り返してたら、気づいたら得意科目になってました。
- 苦手分野:講義動画→問題→過去問→繰り返す
使った教材
- スタディングの宅建士講座
- 実際の使用感(スマホがあればどこでも勉強できるのがよかった、勉強時間が表示される)
- 勉強時間:半年、1週間当たりの勉強時間10時間(総勉強時間200時間くらい?)
- 過去問:最初から取り組んだ
子育てと両立するコツ
夫と義母の協力があったからこそ半年で合格できたと思ってます。
家事を夫に役割分担してもらったのも大きかったです。
独身の時は休日はダラダラ過ごしてばかりでしたが、子供がいたからこそ時間を無駄にしないことを意識できたというのもあると思います。
また、疲れて「今日は無理」という日があっても、自分を責めないようにしました。
何時間勉強したかより、何をどれだけやったかが重要だと思ったので、勉強に身が入らない時は思い切って休むこともしました。メリハリも大事だと思います。
●短期合格のポイント
・机に向かわなくても勉強できる教材を活用すること
・スタディングはスマホホルダーにスマホを立てれば、そこが教室になります。子供を抱えながらでも使いやすかったです。
・2回目以降の講義は2倍速にして聞いてました(時間節約)
・受験生の期間は、SNSとYouTubeは見ないようにしました。
結果と感想
本番は緊張しましたが、過去問を繰り返したおかげで、ほとんど同じ問題が出たときは「やったー」と叫びそうになりました。
結果は35点でギリギリですが合格できました。合格通知を見た時は、涙が出るほどうれしかったです。
ミク「合格おめでとうございます!」
香織さん「ありがとうございます。宅建士試験合格は大きな自信になりました。」
ミク「今後、チャレンジしたい資格はありますか?」
香織さん「FPとか挑戦したいです。家計の改善とかにも役立ちそうなので……。」
ミク「素晴らしいですね!頑張ってください!」
まとめ:初学者の主婦でも宅建士に合格は可能
・子育て中でも宅建士に合格は可能
・時間がないからこそ、効率よく、無理なく、諦めずに取り組むことが大事
・気分転換も時には大事
・すき間時間を活用できるかが短期合格の分かれ目