
初めて資格試験にのぞむときは誰でもみな緊張します。
初めてだと試験会場の雰囲気にのまれることもあり、勉強をしっかりとしてきた人ほど緊張するかもしれません。
私も初めて受けた簿記3級では緊張して試験が開始するまでふわふわした感じでした。
私のように毎年何らかの試験を受験してても初めて受ける試験では緊張します。同じ資格試験で回を重ねていくと緊張が減って面倒くさいという思いの方が強くなります。同じ資格試験を5年くらい勉強したことがありますが、たくさん勉強したので自信があったというのもあるでしょう、5年目にもなると自分でも驚くほど緊張しませんでした。
緊張するのは無理ありませんが、試験当日に力を発揮するには直前期の過ごし方も大事です。
難関資格のほとんどが年に1回しか試験がない
難関資格というかほとんどの資格試験は年に1回しか試験がありません。その1日のために勉強してきた以上、持てる力を最大限発揮できるよう照準を合わせなければいけません。
合格率が10%以下の試験では何百、何千時間勉強しても落ちるときは落ちます。法律系資格の入門資格といわれる宅地建物取引士であっても8割の人が不合格になっています。
少しでも合格率を上げるためには試験について知ること(配点・試験形式・試験時間とか)も大事です。
合格するのに必要な勉強時間も調べておくと、合格までのスケジュールを立てやすくなります。
資格試験によっては遠くまで行かなければいけないものもあります。例えば、私が新潟に住んでた時にCFPを受験しようとすると、当時は新潟会場がなく、仕方なく試験を受けるために東京まで出てました。
資格予備校の答練はよい予行演習になる
ある程度難易度が高い資格試験だと資格予備校で答練を実施してます。
答練というのは、資格予備校などが本番試験と同様の形式で予想問題を使って行う予行練習です。
本番と同じ形式なので時間の使い方の練習にもなり、他の受験生との比較で自分のレベルを知ることができます。
いきなり本番だと緊張しますが、答練に何回か参加してれば(1回でもよい)本番で緊張することも減ります。
完全独学で答練を利用しないのであれば、市販されてる予想問題集を自分で時間を計って解く作業をしておくとよいでしょう。
試験直前期にやること
試験直前期に新しいテキストを買う人がいますが、直前期に新しいテキストに手を出しても覚えられなければ意味がありません。
直前期は基本的には新しい部分に手を出さず、今まで学習してきたことの復習をするのが効果的です。
試験1か月前には予想問題集を終え、法律の改正部分の確認が終了してるのがベストです。
試験の1週間前の過ごし方としては、問題集の間違えた箇所を覚えているか確認したり、付せんを貼った重要なページを見返して横断整理をすると効果的です。
あやふやな知識よりも確実な知識の方が試験では点につながるので、私も直前期には覚えなければいけないところを毎日チラッと確認しています(繰り返せば覚えられる)。
睡眠不足は大敵、力を発揮できないことも
試験で一番の大敵は寝不足かもしれません。
私も寝不足で試験を受けに行ったことがありますが、試験が始まるとハイになるので眠気は吹き飛びます。しかし、そうであっても寝不足だと実は注意力や判断力が低下しているそうです。
十分な力を発揮できるように試験前日は何が何でも睡眠をとることです。
試験前日は復習よりも睡眠をとるよう早めに寝ることが大切です。
私は試験では毎回、直前(1時間前)にエナジードリンクを飲むのですが、エナジードリンクを飲むのは1年を通して試験当日だけです。
エナジードリンクを飲んでも集中力が増したり、やる気が出るわけではありませんが、儀式と思ってやってます。ゲン担ぎみたいなものです。
試験当日は楽な服装でよい
面接試験でない限り、試験当日は普段の服装で問題ありません。資格試験によっては面接試験があるものもありますが、私は面接試験であっても楽な服装で行きます。
試験会場はほとんどの人が普段着です。中には仕事の途中で受けに来たのかスーツの人もいますが、自分が一番過ごしやすい服装で問題ありません。
夏に受験した社会保険労務士の会場では、Tシャツ、短パン、サンダル(便所サンダル)、ビーチサンダルの人がいました。
試験会場にテキストや問題集を大量に持っていく人がいますが、最終的に確認する分だけでよいと思います。たくさんあるとお守りのようで安心できますが、実際は必要ないことが多いです。
それよりも忘れ物がないようにチェックしましょう。
試験会場に持っていけるものは、受験票に記載があります(受験票、えんぴつ、消しゴム、腕時計など)。
試験会場は時計がないことが普通なので、特に腕時計は必要です。私は試験用として使ってる手巻き式の腕時計を持って行ってます。
あと試験会場によって蛍光ペンが使えないことがあります。以前受けた試験で蛍光ペンが使えるかどうかで受験生と試験員が口論してるのを見ました。
まとめ
・初めての資格試験はみんな緊張する
・答練はよい予行練習になる
・直前期は新しいテキストに手を出さない
・試験当日は睡眠不足で行かない
・試験は楽な服装でよい
・試験会場に持って行くものを受験票で確認する
・試験会場に時計がないことがほとんどなので、腕時計を持って行く