
私は高校生の頃から今までに100以上の資格を受験してきました。
最初の頃は試験会場の雰囲気にのまれることもありましたが、今は初受験の資格でも緊張することはほとんどありません。
試験を受けるときは普通は緊張するものです。特に初めて試験を受ける人は尚更です。
弁護士や税理士といった年に1度しかない難関の国家資格では、試験前に会場の下見をする人がいます。
私も大学生の頃に受けた税理士試験で会場の下見をしたことがあります。
今は試験会場の下見まではしませんが、どの試験であっても余裕をもって到着するようにはしています。
今まで資格試験を受けたことがない人には試験会場や雰囲気は気になるかもしれません。
資格の試験会場は、試験の種類や主催団体によって異なりますが、一般的にどのような会場があるのでしょうか。
一番多いのは大学・専門学校の教室
私が受けた試験の会場で最も多いのは大学の教室です。大学は日本全国各地にあり、アクセスしやすいことが多いです。
大学は机と椅子がすでに整備されているため、資格の実施団体としても利用しやすいのでしょう。
国家資格でも民間資格でも、大学の教室は試験会場として利用されています。受験者としては、大学や専門学校ならアクセス、雰囲気ともに比較的受けやすいと感じます。
代表的な資格試験
- 宅地建物取引士
- ファイナンシャルプランニング技能士
- 証券アナリスト
- 日商簿記(商業高校が多い)
- 全経簿記・全商簿記(専門学校)
- マンション管理士など
宅地建物取引士やファイナンシャルプランニング技能士は受験者が多いので、回によって大学だったり、高校だったりします。
大学によって窮屈な机と椅子だったり、長い机を複数人で利用することもあります。高校の方が独立した机なので、私は高校が会場の方が好きです。
全経簿記や全商簿記のような学生向けの資格(全経上級は社会人も多い)は、専門学校で受験することが多いです。少なくとも私は専門学校でしか受験したことがありません。
マンション管理士のように受験者が少ない資格だと会場が遠いことがあります。関東だと東京しかないので、周辺の県民は前もってホテルに泊まったり、早朝に自宅を出なければなりません。
証券アナリスト、電気工事士の試験会場(青山学院大学)
行政書士やマンション管理士の試験会場(明治大学)
イベントホール
イベントホールは駅の近くにあることが多く、アクセスが良いことが多いです。
イベントホールは大人数を収容できるので、天井が高く開放感があります。
代表的な資格試験
- 税理士
- 社会保険労務士
- 中小企業診断士
- 介護福祉士
イベントホールでの試験は開放感があり過ぎるので、落ち着かないという人もいます。同じフロアに数百人がいるというのもいつもと違います。
また、試験の時期が夏だと冷房が効きにくかったり、逆に冷房が効きすぎて寒いと感じることがあります。冬の場合は暖房がそうです。体温調節のために1枚上着を持っておくといいかもしれません。
税理士と社会保険労務士の会場がイベントホールでしたが、受験者が多い試験だとトイレに並ぶことが多いです。
税理士、社会保険労務士の試験会場(パシフィコ横浜)
公共施設(市民会館・公民会館など)
市民会館や公民館といった公共施設が試験会場になることがあります。
公共施設は比較的受験者数が少ない民間資格で実施されることが多いです。
代表的な資格試験
- マナー検定
- 危険物取扱主任者
- ホームヘルパー(受講)
中小企業センターや市民センターで受験したことがありますが、受験者が少ない試験でこういった施設が使われます。
特に市民センターで受験した試験では、受験者が10人以下でした。
資格試験も比較的簡単なものが多く、他の受験者からも緊張感が伝わってきませんでした。
最近はCBT方式に移行する試験も増えています。
CBT試験(コンピューター試験)
最近増えているのがコンピューターを使ったCBT方式の試験です。
この試験では試験日を自分で予約し、会場に行って備え付けのパソコンで回答します。
資格によって選べる会場が異なりますが、全国に試験センターが設置されています。
試験開始前に荷物をロッカーに入れるので、腕時計も財布も会場に持ち込めません。
他の試験の受験者とも同じ会場で試験を受けることになります。会場入りするまでは緊張するかもしれませんが、会場に入ってしまえば他の受験者と違う試験を受けるので緊張はたいしたことありません。
試験の終了とともに結果が分かるのもCBT試験の特徴です。
代表的な資格試験
- ITパスポート
- 簿記試験(日商簿記2級・3級、全経簿記1級・2級)
- 証券外務員
- 少額短期保険募集人
- ファイナンシャル・プランニング検定(2級・3級)
東京は試験会場の選択肢が多いですが、地方だと会場の数が限られます。
まとめ
・資格試験の会場には、大学・専門学校、イベントホール、公共施設、CBT試験などがある
・難関資格は会場が多い(例:簿記1級は会場、それ以外はCBT方式)
・最近はCBT試験やオンライン試験が増えている
資格試験を受ける際は、早めに会場に到着することをおすすめします(トイレ、席の確認)。