![難関資格の宅地建物取引士を取ることで得られるメリット](https://i0.wp.com/yokohama-lifeplan.com/qualification/wp-content/uploads/2025/01/relaxing-6684178_1280.png?fit=1024%2C682&ssl=1)
高校生で簿記と出会ったのをきっかけに今まで数々の資格を学習してきましたが、私が一番におすすめする資格は宅地建物取引士です。
世間では宅地建物取引士は難関資格と認識されています。しかし、半年間しっかりと学習をすれば合格は可能です。
合格したことは一生有効なので、大げさかもしれませんが一生をかけて取る価値のある資格です。
努力して難関資格に合格したことは自分への自信にも繋がり、自分でも思いがけないところで良い影響を与えてくれます。
宅地建物取引士を取得して人生を変えられる?
過去に資格関係の仕事をしてたことがあるので、努力して資格を取り、その資格を活かして人生を変えた人をたくさん見てきました。
私は資格講座でFPと簿記を受けもってたのですが、講師とは別にキャリア相談のアドバイスもしてました。
ある人は失業手当をもらいながら、再就職のために宅地建物取引士講座を受講していました。
その人は猛勉強の末に無事宅地建物取引士に合格し、紹介した会社で無事に正社員になりました。その会社で営業として数年努めた後、今では自分の不動産会社を立ち上げて毎日忙しく活動しています。
また、暴走族上がりの知り合いは宅地建物取引士を取得して不動産会社に就職を決め、今は関連会社の社長をしています。その人は宅地建物取引士を取らなかったら、今の自分はないと言っています。
上で挙げた例はどちらも本人の努力あっての結果ですが、宅地建物取引士の資格取得がきっかけになったのは間違いありません。資格は時として人生を切り開く力を持つのです。
宅地建物取引士は不動産業界では必須!転職や就職に有利
世の中の企業は不動産を所有していることが多く、1割を超す企業が不動産業の登録をしています。
宅地建物取引士は不動産の取引を行うための資格のため、不動産業界ではこの資格がないと仕事になりません。この資格がなくても不動産の業務を行えますが、重要事項説明や契約書等の記名は宅地建物取引士の独占業務なので、資格がないと重要事項説明の時に資格者に代わってもらうことになります。
また、不動産会社の事務所には5人に1人以上の宅地建物取引士を置かなければいけないので、常に資格者の需要があります。資格手当として毎月数千、数万円が支給されることも多いです。
中小の不動産会社では事務員さんの宅地建物取引士で設置義務を満たすことろも多いです。不動産会社のパートで働いてた人が、宅地建物取引士の資格を取ったことで昇給したり、短時間正社員になった人もいます。
不動産業界を希望しない場合も、宅地建物取引士の資格は知名度が高く、世間的には法律の基礎を知ってる人という扱いなので、転職や就職で効果を発揮します。
不動産に関連する住宅ローン業界やハウスメーカー、建設業界でも宅地建物取引士の資格保有者は歓迎されます。
周りの人に宅地建物取引士の資格を持ってることを知らせると、すごいと言われることも多いです。難易度としてはマンション管理士や社会保険労務士の方が上ですが、世間の認識としては宅地建物取引士の方が上といった扱いのようです。
不動産業務の範囲は広く独立も可能
不動産の業務というと、賃貸や売買の仲介業務、賃貸物件の管理が知られてますが、他にも土地を仕入れてて分譲したり、マンションを開発したり、リフォームして再販したりと幅広いです。相続不動産に特化してアドバイスしている業者もいます。最近は不動産投資に特化してる業者も増えています。
私がFPの団体で一緒になった人の中には、宅地建物取引士の資格を活かして定年後に独立し、それまでの人脈を活かしてサラリーマン時代の収入を超えている人がいます。
宅地建物取引士の資格があれば、未経験からでも独立して活躍することもできます。なぜこういったことが出来るかというと、不動産会社が扱う物件は、1人しかいない会社も大手もほとんど同じだからです。不動産会社はどこもレインズという流通機構を使って物件を検索するので、大手企業も零細企業も扱う物件に大差ありません。
不動産のことは知り合いの業者に頼むという人は多いです。不動産に対して不安を抱える顧客は多いので、顧客が心配していることに耳を傾ければ適切なアドバイスができます。こういったことを続けていくことで、その後の依頼や紹介を得ることができます。
宅地建物取引士の資格で不動産知識が得られる
宅地建物取引士は不動産取引の資格なので、不動産知識を広く習得できます。
宅地建物取引士の資格学習を通して賃貸や売買、権利関係などの幅広い知識が得られるので、自身の不動産取引や不動産投資で役立ちます。
不動産取引の流れも分かるようになるので、契約のリスクやトラブルを事前に予測できます。
また、接道義務、みなし道路、高さ制限、建蔽率、容積率といった不動産に関する専門用語も分かるようになります。
こういった知識があれば物件のリスクを理解でき、不良物件の回避につながります。
法律の大幅な改正はそう多くないので、学んだ知識は一生ものです。
他の資格へステップアップする足がかりになる
宅地建物取引士の資格は、他の資格への足がかりにもなります。
例えば、不動産資格には、三冠資格(トリプルクラウン)と呼ばれる資格があります。
三冠資格は、宅地建物取引士に加えて管理業務主任者とマンション管理士といったマンション管理に関する資格が含まれます。
管理業務主任者とマンション管理士のどちらの試験でも民法と宅建業法が出題されるので、宅地建物取引士で学んだことが役立ちます。
管理業務主任者に合格するには250時間、マンション管理士に合格するには600時間の勉強が必要とされていますが、宅地建物取引士の合格者だったらそれぞれ1~2割減の勉強時間で済みます。
他にも賃貸不動産経営管理士、不動産鑑定士といった不動産関連の資格を目指すときも宅地建物取引士で学んだ知識が役立ちます。
特に民法は不動産関連資格以外のどの資格でも範囲となることが多いので、資格取得に迷ったら取り敢えず宅地建物取引士でよいでしょう。
他の資格と組み合わせて業務範囲の拡大ができる
宅地建物取引士の試験に合格して登録すれば、宅地建物取引士証の交付請求ができます。
宅地建物取引士が不動産業者で役立つのは主に重要事項説明と契約書・重要事項説明の記名をする時ですが、宅地建物取引士に他の資格を組み合わせることで更に活躍の場を広げられます。
宅地建物取引士とファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルプランナーは、個人のライフプラン達成のための計画を立てたり、アドバイスする専門家です。
ファイナンシャルプランナーの業務に住宅ローンの相談もありますが、住宅ローンが原因で破綻することを回避することが重要です。
住宅ローンのアドバイスだけよりも、ライフプランを立てることで他のリスクも明らかになります。
ライフプランを見て不安がなくなった顧客は安心して契約に臨むことが出来ます。
ファイナンシャルプランナーは、顧客の不安を取り除く面で役立ちます。
ファイナンシャルプランナーの試験は、2級で200時間、1級で500時間が必要とされています。
宅地建物取引士と管理業務主任者・マンション管理士
管理業務主任者とマンション管理士は、区分所有建物の管理・運営に関する資格です。
多くの区分所有建物では、マンションの管理はマンション管理会社に委託しています。マンション管理会社で必要とされるスキルを有しているのが管理業務主任者です。
管理業務主任者がマンション管理会社に必要な知識なのに対して、マンション管理士はマンションの運営管理全般に必要な知識が身につきます。
宅地建物取引士の学習では、マンションに関する知識がほとんど身につきません。そのため、不動産会社の営業がマンションに関する誤った知識を伝え、トラブルに発展したケースもあります。
そもそもマンション管理や管理組合の仕組みを理解している人は少なく、区分所有者でも理解せずに管理会社に委託していることが多いです。管理業務主任者やマンション管理士の資格があれば、マンションに関してアドバイスすることが可能です。
それぞれの資格に合格するのに必要な勉強時間は、管理業務主任者で250時間、マンション管理士で600時間と言われています。
宅地建物取引士と住宅ローンアドバイザー
不動産を購入するとき、ほとんどの人が住宅ローンについて相談したのは不動産会社だけと答えています。
しかし、不動産会社の営業は住宅ローンのプロではありません。不動産取引は成果報酬なので、契約のために仕方なくやっているといった側面が強いです。
宅地建物取引士が住宅ローンアドバイザーの資格を取れば、住宅ローンについても顧客に適切なアドバイスができるようになります。
ただ、ライフプランを立てるわけではないので、住宅ローンの返済額や借り換え、繰り上げ返済といったアドバイスまでしかできません。
住宅ローンアドバイザーは短期間の学習でも取得できます。
宅地建物取引士と建築士
宅地建物取引士はあくまでも不動産の取引のプロなので、実は建築に関しては苦手としてる人が多いです。
建築士を取得すれば、建物の構造、中古物件のリフォームについても提案、アドバイスできるようになります。
学歴と実務経験が必要なので、気軽に取得できる資格ではありませんが、宅地建物取引士と相性の良い資格の一つです。
宅地建物取引士と税理士
この組み合わせは宅地建物取引士より税理士をメインにした形ですが、不動産に特化した税理士は確かにいます。
不動産は様々なシーンで税金と関わります。
相続税対策で不動産を活用する人も多いので、不動産会社でも税理士を招いて勉強会を開くケースが増えています。
税理士に合格するまでに5~7年かかると言われており、大学院に入学して科目免除で目指す人も多いです。
資格を活かしてライターになる人もいる
少し前までライターというと稼げない人が多かったのですが、最近はマッチングサイトやネットのおかげで稼ぐ人が増えてます。
最初はココナラやランサーズといった仕事(安い)でも実績を積んでいくことで、高い案件にステップアップできます。
また、自分で立ち上げたブログやホームページで不動産の情報を発信すれば、ライターの依頼がくることもあります。
スキルがないライターだと報酬も安いですが、専門性の高い分野に特化することで同じ分野の依頼がきやすくなります。
WebライターになるとSEOの知識も身につくので、自分のホームページやブログでも活用できます。
自分のサイトにアフィリエイト広告を貼れば、ちょっとした収入にもなります。
まとめ
・宅地建物取引士の資格は人生を変える力がある
・宅地建物取引士は不動産業界以外への転職にも有効
・宅地建物取引士を取って独立して稼いでる人は多い
・自身の不動産取引でも資格が役立つ
・宅地建物取引士の資格と他の資格を組み合わせることで業務範囲が広がる
・専門知識を活かしてライター、コンサルタントなどで活躍できる
宅地建物取引士が難しいと感じる人は資格予備校を利用するのがよいでしょう。
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