ビジネスパーソンに必要な4分野の基礎資格

ビジネスパーソンにとって必要な基礎知識を学べる人気の資格があります。

ビジネスパーソンに必須の知識といわれてるのが、IT、金融、会計、語学といわれる分野です。

IT、金融、会計、語学を学べる入門資格として人気なのが、ITパスポート、3級FP技能士、日商簿記3級、英検3級です。

 

日本には1000を超す資格があると言われてるので、闇雲に資格に手を出すと中途半端になってしまいます。

上で紹介した資格を手始めに進みたいと思う分野の学習を続ければ、最短でその分野の上位資格を手にすることも可能です。

どの資格を目指すか悩んでる人は、とりあえず上記の資格から選んでみてはいかがでしょう。

資格バブル到来?

新型コロナウィルスが落ち着き、リモートを止める企業も増えています。

こういったことがあって日々の業務がリモートでできる企業への転職希望者が増えているそうです。

企業が今後生き残れるかはこういった働き方が影響してくるかもしれません。

 

リモートで時間の余裕が生まれたせいもあり、資格の取得を目指す人が増えています。

IT業界の入門資格といわれるITパスポート試験の受験者は、10年で3倍に増えています。ChatGPTの影響もあるようですが、それでもこの増加はすごいです。

この先AI化が進んでいけば、今の仕事の30%近くがなくなり、世界で3億以上の人が仕事を失うともいわれています。

そうなれば今後働き方が変わる可能性は高く、新しいスキルを学んで時代に対応することは死活問題です。

 

資格講師界隈では、資格を学ぶ際に基本となる資格として、3級FP技能士、日商簿記3級、英検3級、ITパスポートをすすめています。

いずれの資格も難易度としては入門レベルですが、ここから難関資格へとステップアップできます。

自分の適性分野を知るための判断材料にもなります。

ITパスポート

今やITはどの企業にも必要な分野です。

ITの入門資格といわれるITパスポート試験では、ITはもちろんのこと経営やコンプライアンスも学びます。

ITパスポートでセキュリティを学んでおけば、最近流行りのフィッシング詐欺に引っかかることを防止することができるかもしれません。このような理由から中高年にもおすすめです。

この資格の取得を全社員に奨励する企業もあるほど人気となっており、ITと関係ない分野で働く人にも有用な資格です。

ITパスポートをきっかけに上位資格を目指すのが王道です。

・ITパスポート→情報セキュリティマネジメント→基本情報技術者→応用情報技術者

→高度な知識・技能

  • ITストラテジスト
  • システムアーキテクト
  • プロジェクトマネージャ
  • ネットワークスペシャリスト
  • データベーススペシャリスト
  • エンベデッドシステムスペシャリスト
  • ITサービスマネージャ
  • システム監査技術者
  • 情報処理安全確保支援士

3級FP技能士・日商簿記3級

金融の基礎資格にあたるのが3級FP技能士です。

昔から根強く求人がある資格として日商簿記があります。3級FP技能士から、プラスアルファで簿記を学ぶと資産状況のアドバイスにも役立ちます。

FP技能士試験では、ライフプラン、資産運用、保険、住宅ローン、税金、年金といった幅広い分野を学ぶので、様々な分野で活用できます。

資産形成についての相談、不動産を購入する際の住宅ローンのアドバイス、適切な保険の加入、老後資金のアドバイス等に対応できるようになります。

他の資格とFP資格を組み合わせて活用の場を広げてる人も多いです。汎用性から名刺に書いてある最も多い資格の一つです。

 

3級FP技能士から狙える相性のよい資格

3級FP技能士→2級FP技能士

→関連資格

  • 税理士
  • 社会保険労務士
  • 宅地建物取引士
  • 証券アナリスト
  • 行政書士
  • 証券外務員
  • 保険募集人

 

日商簿記の知識は会計の現場以外でも役立ちます。例えば、不動産投資では減価償却費の計算が必須ですし、経営には欠かせない知識です。全く関係ない司法書士の学習でも役立つくらいです。

日商簿記3級は個人的にすべてのビジネスパーソンの土台となる資格だと思ってます。

日商簿記3級→日商簿記2級

→ビジネスのエキスパート

  • ITパスポート
  • ビジネス実務法務検定2級
  • 宅地建物取引士
  • 2級FP技能士
  • 社会保険労務士

英検3級

英検(実用英語技能検定)は、学生にはおなじみの検定試験ですが、英語が苦手な人は3級から始めるのがおすすめです。

英検3級から2級、準1級、1級へとステップアップしていけば無理なく実力がつきます。

英語を学べば海外のドラマや映画を字幕で楽しめたり、海外の友人ができたり、研究では脳が発達する効果がある等、様々なメリットがあります。

 

英検は学生が受けることから国内での知名度が抜群ですが、社会人には英検よりもTOEICが一般的です。

TOEICはリーディングとリスニングが問われる990点満点の試験です。

TOEICは英検と違って実力を点数であらわす試験ですが、外資系企業では800点以上が求められることが普通です。

 

英語を毎日2時間勉強してもペラペラになれません。何年もやってる私がそうです。

英語をペラペラになるのは難しいですが、ペラペラでなくてもTOEICで750点以上取ることはできます。

英語の習得は時間がかかりますが、身につければ強力な武器になります。

おわりに

ビジネスパーソンにはITパスポート、3級FP技能士、日商簿記3級、英検3級(TOEIC)が基礎資格になる。

これらの資格を軸にステップアップしていけば専門性も極められる。