副業で資格を活かしたいなら集客が大事!集客にはどんな方法がある?

「苦労してせっかく取った資格なので活かしたい」「資格を持ってるだけで会費がかかる」といった嘆き節をよく耳にします。

 

資格を活かす方法には様々ありますが、最も簡単なのは独立や転職することです。

独立だと資格の需要が不透明なのでリスクが高く、転職も環境の変化や収入のリスクがあります。

独立や転職以外で資格を活かす方法に副業があります。今回は資格を活かした副業について解説します。

資格を活かせる市場を知る

一口に資格といっても趣味に関するものからビジネス系まで様々です。一説によると日本には1,000を超す数の資格があると言います。

受講するだけで取れる資格があれば、士業のように何年もかかる資格まであります。

資格がないと業務を行えない独占業務資格から、名乗れるだけの名称資格まで多種多様です。

 

資格を取得するには勉強や労力が必要ですが、同じ勉強時間であっても副業に向いてる資格とそうでないものがあります。

たとえば、簿記2級とFP2級(2級FP技能士)は勉強時間はどちらも200〜250時間といわれています。簿記2級のスキルは主に会計事務所や経理で役に立ち、FP2級は家計相談やライフプラン相談で役に立ちます。

簿記2級は副業にあまり向きませんが、FP2級は副業に向いてます。

FPは一昔前は保険業界や証券業界で少し役立つだけで全然稼げない資格と言われてました。しかし、ネットの普及で誰でも自分のホームページを持つことができるようになり、SNS等で簡単に意見を発信することができるようになって状況が変わりました。

ほとんどの人は継続ができないので副業を始めても失敗しますが、継続すれば仕事の依頼はきます。

 

最近は副業や個人事業で働く人が増えたので、簿記であっても会計事務所で働いた経験があれば、確定申告のアドバイスができます。副業がうまくいくかはやり方次第です。

例え趣味系の資格であっても資格を活かして稼いでる人はいます。反対に弁護士が配送業をするように資格と関係ない仕事をしていては活かすことはできません。

 

副業で活かせる資格には、オンラインで完結できる、専門性がある、需要が高い、情報発信しやすいといった特徴があります。

  • お金のこと(投資、家計の見直し、保険)
  • 独立のこと(税金、社会保険、経営)
  • SEOのこと(ホームページ、ブログ、IT)
  • 外国語(語学、翻訳)
  • ライター(金融、投資、健康など)

お金のことならFPや証券外務員、独立のことなら税理士や社労士、中小企業診断士といった資格が活かせます。

業務の決め方

独立する際に「ターゲットを絞る」ことをよく言われます。

FPは資格保有者が多く、ライバルも多いですが、ターゲットを絞ることで他との違いを生み出せます。

例えば、FPはお金に関する資格ですが、得意な分野に絞ることで差別化できます。

また、得意な分野に絞ることで初心者でも専門性が早く身につけられます。

ファイナンシャルプランナー・・・教育資金FP、住宅ローン専門FP、投資信託専門FP、公務員専門FPなど

宅地建物取引士・・・不動産投資専門、借地・底地専門など

社会保険労務士・・・障害年金専門、小規模企業専門、社労士ライターなど

 

他の資格と組み合わせてダブルライセンスで活動するのも効果的です。

複数の資格を組み合わせればライバルに差をつけられる!

 

活躍の場をどこにするかも重要です。

FPの上位資格と言われるCFPがあっても貧乏なFPがいる一方で、FP3級でもFP知識を活かしてネットで毎月100万円以上稼ぐFPもいます。

FP2級を取ってYouTubeで情報を発信する副業を始め、気づいたら副業の収入が本業の収入を超えたFPもいます。現状では不特定多数の人を相手にできるネットが優れているようです。

人脈が仕事につながることは多い

友人から仕事が入ることは多いです。知人からの紹介だけで精いっぱいという人もいます。

私の副業も最初のお客さんは近所の知り合いからの紹介でした。

 

友人や知人が少ないのであれば、交流会や業界団体に入ることも一つの手です。

私の場合は、商工会議所の交流会に参加したり、FPの団体に加入して仕事を紹介してもらったことがあります。

 

メルマガやLINEでファンを育てることも有効です。資格を活かしてYouTubeでファンを増やしてる人も多いです。

副業でもホームページは必要?ホームページの有意性

まずは知ってもらうことが大事なので、簡単なものでもホームページはあったほうがいいでしょう。

10年以上前はホームページを作るのに業者に頼んで100万円以上かかってましたが、今はWordpressでドメイン代とサーバー代で済みます。維持費も業者に依頼すると毎月数万円ですが、Wordpressなら月2,000円もかかりません。

FacebookやXといったSNSを使えば無料で知ってもらうことができますが、仕事につなげるにはホームページがないと難しいです。

私自身、SNSを見て興味を得ることは多いですが、ホームページがないとなかなか仕事を依頼するには至りません。

話は逸れますが、ホームページならいくらでも情報を書き込めるので、副業で作ったホームページが名刺代わりになって有名企業の就職を勝ち取った人もいます。SNSだと言いたいことが限られますが、ホームページなら伝えたいことを全て載せることができます。

 

現在は大手企業も中小企業も、YouTubeやSNSといったコンテンツに力を入れていますが、ホームページも活用することで専門性や強みをよりアピールできます。

ホームページを作っても最初のうちは広告をうたないとアクセスがありません。そういった意味でも副業から始めるのが正解かもしれません。

ホームページがあれば、ホームページ内にブログを立てて更新していくことができます。

ブログを更新し続けれることでSEOの知識がついていき、やがてアクセス数も増えます。

アクセスが増えるには半年以上が必要なので、費用をかけたくない人はSNSで記事を拡散するとよいでしょう。

 

アクセスが増えて集客に成功すれば、お客さんを選ぶこともできます。

最近ではzoomやライブアプリを使ったオンラインセミナーを気軽にできるようになり、アクセスが増えればセミナーやメルマガに誘導することもできます。

 

今から15年以上前はチラシが活発に活用されてましたが、今は時代遅れの感があります。しかし、今はやる人がいないので実は効果があるそうです。

知り合いにマンションを専門にした不動産会社を立ち上げた人がいますが、チラシを作って配布しようとしたところ、今はどのマンションもチラシお断りなのでそのまま事務所に積んであるそうです。チラシの場合は配布先にも気を配る必要がありそうです。

マッチングサイトを活用する

実績を作るのにおすすめなのが、マッチングサイトから仕事を得ることです。

ココナラやランサーズで小規模から始めて実績を作れば自信にもなります。

慣れてくれば単価を上げることも可能です。

ライターであれば、ココナラやランサーズで実績を作り、その間にもホームページやSNSで情報を発信して認知度を上げていくと効果的です。

私の知り合いは最初の月は時給400円でしたが、続けていくうちに本業の稼ぎを超え、今は本業を辞めて月に80万円以上稼ぐそうです。

やはり副業のポイントはリスクを抑えて小さく初めることです。

おわりに

専門的な資格であっても一人を相手にすると時給数千円が関の山です。

単発仕事ではなく、最終的には複数を相手にしたり、継続的に収入が発生する仕組みづくりが必要です。

安定的に収益が発生すれば、副業から本業にすることもできます。

 

副業のポイント

  • 専門分野とターゲット
  • ホームページを持つ
  • ブログやSNS、YouTubeで情報発信を続ける
  • 一人より複数の人を相手にするビジネスにする