![1級ファイナンシャル・プランニング技能士の確実なルートはCFP経由](https://i0.wp.com/yokohama-lifeplan.com/qualification/wp-content/uploads/2024/12/boy-2736656_1280.jpg?fit=1024%2C682&ssl=1)
人気の資格ランキングでは、ファイナンシャルプランナー(以下FP)が1位と人気です。
とても人気のFPですが、資格については少し複雑です。
FPの資格は大きく分けると、国家資格のFP技能士と民間資格のAFPおよびCFPがあります。
私はよく分からないまま、どちらの資格も取りましたが、どちらかが価値が上ということはありません。
ただ、取得するにあたって1級ファイナンシャルプランニング技能士(以下FP技能士)が一番難関ということは間違いないでしょう。
その1級FP技能士の資格を取るのに一番確実な方法があります。
結論をいうと日本FP協会のCFPを経由するルートが確実で取りやすいです。簡単ではありませんが、CFP経由なら誰でも確実に1級FP技能士までたどり着けます。
ファイナンシャルプランナー資格のそれぞれの難易度
ここからはファイナンシャルプランナー(FP)資格についてそれぞれ見ていきます。
まず、国家資格のFP技能士には、難関の1級から入門レベルの3級まであります。
次にFP協会が認定するAFPとCFPですが、AFPが普通資格、CFPが上級資格になります。AFPは2級FP技能士の合格と研修を修了すれば登録できるので、AFPと2級FP技能士は同レベルとされています。
FP資格の最上位資格が1級FP技能士とCFPですが、両資格は世間的に同レベルといった扱いです。ただ、実際は1級FP技能士の方が合格率が低く、難易度は高いです。
FP資格の難易度比較
国家資格 | 民間資格(日本FP協会) | |
やさしい | 3級ファイナンシャルプランニング技能士 | |
普通 | 2級ファイナンシャルプランニング技能士 | AFP |
難しい | 1級ファイナンシャルプランニング技能士 | CFP |
次にそれぞれの合格率を見ていきます。
3級FP技能士の合格率は学科も実技も80%くらいです。
次に2級FP技能士の合格率ですが、FP協会が学科が50~60%、実技が50%くらいです。きんざいが20~30%、実技が50%くらいです。全体的にFP協会よりきんざいの試験の方が合格率は低いです。
1級FP技能士は学科はきんざいのみで4~20%とバラツキがありますが、だいたい10%程度です。実技はきんざいが80%、FP協会が90%とたいして難しくありません。つまり、1級FP技能士が難しい理由は学科にあるということです。
CFPは科目合格制を採用しており、それぞれの科目は30~40%の合格率なのでそれほど難しくありません。6科目すべて合格すればCFPとして登録できます。
次はそれぞれの学習時間を見ていきます。
3級FP技能士に合格するには50時間程度の勉強が必要といわれています。
2級FP技能士とAFPに合格するには200時間が必要です。
次に最難関の1級FP技能士とCFPですが、1級FP技能士は500時間、CFPは300時間の学習が目安といわれています。
AFPとCFPは会費がかかる
日本FP協会のAFPとCFPに登録すると、AFPは毎年12,000円の会費がかかり、CFPは20,000円の会費がかかります。
さらに2年ごとの更新のために1万円から5万円くらいの費用がかかります。
CFPを受験する人のほとんどはAFPです。CFPには受験資格がありますが、AFPならCFPを受けることが出来ます。
CFPの受験資格
- 大学院での所定課程の修了者
- AFP
また、CFPになるには全部で6課目の試験に合格しなければなりません。
- 金融資産運用設計
- 不動産運用設計
- ライフプランニング・リタイアメントプランニング
- リスクと保険
- タックスプランニング
- 相続事業承継設計
全課目に合格して研修を受ければCFPに登録できます。
CFPに合格した人は、1級FP技能士の学科試験が免除されます。
1級FP技能士の実技試験はたいしたことないので、CFPに登録する一番のメリットは1級FP技能士の学科が免除されることかもしれません。
私は今までに社会保険労務士、簿記1級、マンション管理士、全経簿記など合格率10%程度の試験を受験した経験がありますが、合格率10%の突破は思っている以上に大変です。時間がかかっても免除してもらえるならメリットです。税理士や弁護士でも費用とお金をかけて免除してもらう人の方が多いです。
FPとして仕事をしてる人には1級FP技能士取得のメリットがありますが、資格を活用してない人には時間と費用をかけるだけのメリットがあるかは疑問です。
私の場合はFPの実務経験があったので1級FP技能士からでも受験できましたが、資格制度がよく分からず気づいたらCFPを取り、その流れで1級FP技能士を取りました。
ほとんどのFPがCFPと1級FP技能士を持ってるのは、CFPルートが確実で比較的楽だからです。
まとめ
・FP資格には国家資格のFP技能士と民間資格のAFP・CFPがある
・FP技能士の試験は学科と実技がある(両方合格で完全合格)
・FP資格で一番難しいのは1級FP技能士
・1級FP技能士が難しいのは学科(10%)、実技の合格率は高い(90%)
・CFPに合格すると1級FP技能士の学科が免除される
・1級FP技能士の取得はCFPルートが確実
・CFPになるには6課目のすべてに合格しなければならない
・CFPルートは費用と時間がかかる
・AFPにはCFPの受験資格がある
・AFPとCFPは維持費が1年あたり2~5万円かかる
・直接1級FP技能士に合格すれば費用は安く済む
・FP技能士試験には実務経験が必要だが、AFP→CFP→1級FP技能士なら実務経験は必要ない