生命保険の営業に必須の生命保険募集人資格

保険の営業の名刺などに書いてある資格というと、FP技能士、AFPといったファイナンシャルプランナーの資格があります。

ファイナンシャルプランナーはエフピー(FP)と呼ばれ、最近はテレビや雑誌などでも耳にする機会が増えました。

ファイナンシャルプランナーは、お客様からライフプランの相談を受けて、保険の相談にのることも多いです。

しかし、ファイナンシャルプランナーは範囲が広い一方で、この資格だけだと独占業務がありません。

生命保険の相談があっても、ファイナンシャルプランナーの資格だけでは生命保険会社の商品を扱うことができません。

生命保険会社が販売している商品を扱うには、生命保険募集人の登録が必要です。

保険を販売するのに必須なのは保険募集人資格

保険会社で営業として働く場合も、生命保険募集人や損害保険募集人がないと保険商品を売れないので、営業にとって保険募集人は必須の資格となっています。

ファイナンシャルプランナーとして独立してる人も、生命保険や損害保険を扱えるようにしておけば、保険の契約を通して手数料収入も受け取れるようになります。

しかし、保険募集人資格は保険会社を通して申し込むので、誰でも試験を受けられるわけではありません。

生命保険募集人の資格であれば、代理店となる生命保険会社を通して試験の申込みをします。テキストも保険会社から受け取ります。

生命保険募集人の資格制度には、一般課程、専門課程、応用課程がありますが、最初は一般課程を受けます。

最初に基礎研修を受ける

私が生命保険募集人の登録を受けた時は、パソコンを使った基礎研修がありました。この基礎研修を終えないと一般課程の試験を受けることができません。

パソコンを使った講義だったので、保険会社に通うこともありませんでした。

基礎研修といっても受けた時は既にファイナンシャルプランナー資格を保有してたので、簡単な内容と感じました。

研修の中身は基本的な内容なので、初めて保険を知る人でも難しいところは少ないと思います。

パソコンで講義を一通り終え、最後の試験で基準点以上なら試験会場で一般課程の試験を受けられます。

一般課程の試験はテキストや過去問が本屋で売ってませんが、保険会社にもらうテキストを一通り読んで、章末の確認問題を解けるようにしておけば合格レベルに達します。

生命保険一般課程の試験

試験会場に入って周りを見渡しましたが、受験する人の9割は女性でした。受験生も中年以上ばかりで若い人はほとんどいません。

 

一般課程の試験は国家資格のように落とす試験ではないので、難しい問題は出題されません。

70点以上で合格ですが、ほとんどの人が合格できます。合格率は公表されてませんが、80%以上とも90%以上ともいわれてます。いずれにしても普通に勉強してれば合格できます。

試験は毎月行われてるので、仮に不合格でも翌月に受験すればいいだけです。

 

一般課程試験の多くは○×で出題されます。

素直な問題ばかりなので、一通り勉強した人なら悩む問題は少ないと思います。

FP技能士の2級以上の人なら、勉強しなくても合格できると思います。

試験合格後に登録

テキストを2回読んで、問題を数回解いたので、試験は100点でした。ネットで受験した人を検索しましたが、この試験に落ちるのは全く勉強してない人くらいです。

試験に合格すれば、保険会社を通して登録できます。

 

生命保険の資格は、ファイナンシャルプランナーの試験に比べたらどれも簡単です。むしろ今は生命保険の必要性が低くなってるので、契約を取ることのほうが難しいかもしれません。

おわりに

生命保険募集人の中には、年収が1億円以上の人もいるので、夢のある仕事かもしれません。

生命保険業界で働くための最初の一歩が生命保険募集人資格です。営業に限らず、保険業界で働くのであれば、保険募集人の資格は必要です。

生命保険業界で働いていくのであれば、金融の仕組みや社会保険制度の知識が必要です。資格を通して金融の仕組みや社会保険制度を学べるファイナンシャルプランナー資格も取得しておくともっと活躍できます。