副業は自分で申告する!所得税の計算の仕組みと流れをやさしく解説

税金

その年に会社からの給与以外に収入がない人は、源泉徴収税額だけで納税を済ませることができるので、個人にかかる税金についてあまり関心がない人も多いと思います。

しかし、岸田前総理が高齢者の定義を引き上げて年金の支給年齢を上げたことで、副業しやすい未来の到来が近くなりました。

岸田さんの声を受けて、ネット上は「死ぬまで働けということか」「老後も働かせる自民党」「死ぬまで働ける未来」といった不安や非難の声が上がりました。

日本国民総副業時代の到来により、所得税について仕組みを知っておくと、医療費控除、住宅ローン控除、ふるさと納税、副業など、何かと役に立ちます。

 

所得税は個人が稼いだその年の収入を種類ごとに分類し、さらに所得控除を差し引き、課税所得金額に税率をかけて、その年の所得税を計算します。

納税額を減らすには経費の適切な計上や節税が重要です。

所得税の各種所得

所得税では、10種類の所得に分類して所得の金額を計算します。

・利子所得=収入金額(原則源泉分離課税)

・配当所得=収入金額-元本取得のための負債利子

・事業所得=総収入金額-必要経費

・不動産所得=総収入金額-必要経費

・給与所得=収入金額-給与所得控除

・雑所得=総収入額-必要経費

・一時所得=総収入金額-収入を得るための支出額-特別控除額(最高50万円)1/2が課税対象

・譲渡所得(総合課税)=総収入金額-(取得費+譲渡費用)-特別控除額(50万円)総合長期は1/2が課税対象

・山林所得=総収入金額-必要経費-特別控除額(50万円)(分離課税)5分5乗方式により課税

・退職所得=(収入金額-退職所得控除額)×1/2(分離課税)

 

所得税の計算について

まず、所得はその年の収入から必要経費を差し引いたもの、または法律で定められた控除額を差し引いたものをいいます。

所得は収入から必要経費を差し引いたもの

例えば、今流行り?の軽貨物配送業やウーバーイーツであれば、売上ー必要経費(ガソリン代、消耗部品代、作業服代など)=所得になります。

 

不動産経営であれば、不動産収入(賃料、看板設置の使用料収入、礼金、更新料など)ー経費(管理委託費、広告費、修繕費、管理費、減価償却費など)=所得です。

 

総所得金額を算出する

総合課税の対象になるのは、事業所得、不動産所得、配当所得(申告不要を除く)、利子所得(源泉分離課税除く)、給与所得、譲渡所得(土地建物、株式等の譲渡所得除く)、一時所得、雑所得です。

  • 事業所得
  • 不動産所得
  • 配当所得
  • 利子所得
  • 給与所得
  • 譲渡所得
  • 一時所得
  • 雑所得

これらの所得を合算した金額が総所得金額になります(総合長期譲渡所得・一時所得は1/2)。

そして、事業所得、不動産所得、山林所得、譲渡所得に赤字があれば損益通算の対象です。

総所得金額から所得控除を引いて課税総所得金額を算出する

所得税では、扶養親族、災害等損失、医療費、保険料などの負担を考慮して所得控除が設けられています。

  • 雑損控除
  • 医療費控除
  • 社会保険料控除
  • 小規模企業共済等掛金控除
  • 生命保険料控除
  • 地震保険料控除
  • 寄附金控除
  • 障害者控除
  • 寡婦控除
  • ひとり親控除
  • 勤労学生控除
  • 配偶者控除
  • 配偶者特別控除
  • 扶養控除
  • 基礎控除

総所得金額から所得控除の合計額を引いたものが課税総所得金額になります。

課税総所得金額×税率→税額

課税総所得金額に税率を適用して算出したのが税額です。

 

課税される所得金額 税率 控除額
1,000円 から 1,949,000円まで 5% 0円
1,950,000円 から 3,299,000円まで 10% 97,500円
3,300,000円 から 6,949,000円まで 20% 427,500円
6,950,000円 から 8,999,000円まで 23% 636,000円
9,000,000円 から 17,999,000円まで 33% 1,536,000円
18,000,000円 から 39,999,000円まで 40% 2,796,000円
40,000,000円 以上 45% 4,796,000円

出典 国税庁「所得税の速算表」

 

所得税の税額を算出し、配当控除、住宅ローン控除、外国税額控除があれば差し引きます。

源泉徴収された税額を差し引いて申告納税額を求めます。

さらに2037年まで所得税に復興特別所得税が2.1%加算されます。

100万円(所得税)×2.1%=2,100円

 

ちなみに住民税(10%)かかります。

 

まとめ

・所得税は、所得の種類に応じて10種類の所得に分けられる(利子所得・配当所得・事業所得・不動産所得・給与所得・雑所得・一時所得・譲渡所得・山林所得・退職所得)

・所得は収入から必要経費を控除した額

・副業でも収入のための費用なら経費になる

・所得税の計算の流れ

  1. 各種所得金額を計算する
  2. 総所得金額を算出する
  3. 課税総所得金額を算出する
  4. 算出税額を求める
  5. 税額控除があれば算出税額から引く
  6. 源泉徴収税額を引いて納付税額を求める

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