最近知り合った人に社会保険労務士の資格を取ろうか迷ってる人がいます。
この資格は、合格に必要な勉強時間が1,000時間以上と言われ、合格率も6%台と低いことから、興味はあるけど一歩踏み出せない……実は社会保険労務士に限らず、そんな人は多いです。
また、資格に合格したものの、資格を活かす場所がなく悩む人もいます。
しかし、私は興味があるなら取得を目指すことをすすめます。勉強すれば自身のライフプランに役立つ知識が身につきますし、先延ばししてもいいことはないからです。
社会保険労務士資格でできること・役立つ場面

企業の労務・社会保険手続きの場面
社会保険労務士(社労士)は、企業の人に関する手続きの専門家です。
人が企業に入社した場合、雇用保険や厚生年金、健康保険といった手続きが必要になるので、企業に変わって手続きをします。
また、雇用保険の助成金といった手続きも企業に代わって行います。中小企業の多くは、雇用保険の知識がないので、本来であれば得られる助成金を活用できないことが多いので、社労士がサーポートします。
- 入社・退社時の社会保険手続き
- 雇用保険・厚生年金・健康保険
- 助成金申請のサポート
これらの手続きは、中小企業で特にニーズが高いです。
実生活で制度を正しく使う場面
社労士は、労働基準法や労災保険、健康保険といったことを学びますが、これらの知識は実生活に直結します。
たとえば、病気で会社を長期間休まなければいけない時に、知識があれば傷病手当金が活用できます。
- 病気やケガで働けなくなったとき→傷病手当金・高額療養費を活用できる
- 社会保険制度は知っているかどうかで差が出やすい
人事・総務の仕事で活かす場面
労務や社会保険の知識があるので、労働トラブルの予防や対応に強くなることから、人事や総部の仕事についている人なら役立ちます。
- 労務トラブルの予防
- 法改正への対応
- 従業員対応の質向上
資格があれば、社内でのキャリアアップも望めます。
会社員として活かす方法

企業の経営に欠かせないものとして、人・商品・資本の3つがあるといわれます。
人に関することを専門とする社労士は、企業の人事・総務部門で特に活躍できます。
社会保険の手続きだけでなく、就業規則の作成、労働契約書の作成、給与計算といったことにも強くなれます。
将来の独立を見据えて、働きながらキャリアアップができ、社内評価もアップできる社労士は会社員の人におすすめです。
人事・総務部門で専門性を高めたい人や、労務・社会保険の知識を武器に社内で長く評価されるキャリアを築きたい人に向いている資格が社労士です。
資格を活かして社労士事務所で働く

社労士資格を活かして働く代表的な選択肢が、社労士事務所で勤務することです。
社労士事務所では、労働保険や社会保険の手続き業務だけでなく、就業規則の作成や助成金の申請、さらに労務相談といった社労士業務全般の実務経験を積むことができるからです。
社労士事務所で2年の実務経験を積めば、社労士の受験資格がない人も受験資格を得ることができます。
社労士事務所で働くのは、独立を見据える人にとってもクライアント対応や実務の流れを間近で学べます。
将来、社労士として活躍したい人には最適な環境といえます。
社労士資格の活かし方【独立開業】

社労士の資格を活かす代表的な選択肢として、独立開業があります。
社労士の登録には、開業登録と勤務登録の2つがあり(勤務の方が安い)ますが、開業登録すれば、自分の事務所を構えて社労士として活動できます。
開業には、2年以上の実務経験か講習の受講が必要ですが、その要件を満たせば登録できます。
独立したら営業が欠かせませんが、SNSやコロナをきっかけに、ここ数年で認知度を大きく高めたのが社労士です。
助成金申請や就業規則のコンサルは中小企業から高いニーズがあります。
最初はシェアオフィスから小さく始め、だんだんと大きく育てていけばリスクを抑えられます。
副業・パラレルワーク
コロナウイルス後から広がったのが、副業やパラレルワークといった働き方です。
ブログやSNSで情報を発信しながら集客したり、収益化を目指すハードルが低くなりました。
実際、知り合いの中には社労士として副業を始めた人がいます。
年金や社会保険のオンラインといった対面に限らない方法で相談を受けるケースも増えています。
社労士だけでなく、FPや行政書士といった別資格と組み合わせる人も多いです。
本業を続けながら専門性を活かしたい人にとって、社労士資格はパラレルワークとの相性が良い資格といえます。
ライフステージ別活用方法
- 子育て中の人:在宅で社労士業務や相談対応
- 会社員:副業OKの企業でスキルアップ
- 定年後:知識を活かしてセカンドキャリアにする
実務未経験でも資格を活かすには?

社労士事務所の求人は少なく、実務経験に不安を感じる人は少なくありません。
そのため、指定講習を受けて登録する人もたくさんいます。指定講習とは、2年以上の実務経験がない人が講習を受けて登録できるルートです。
実務経験がない状態では、最初から幅広い業務を行うよりも、特定の業務にしぼってスキルアップするのが現実的です。
- 助成金特化
- 就業規則に特化など
実務経験を積むことを優先するのであれば、社労士事務所でアルバイトやパートするのも有効です。コロナ後は社労士事務所の求人も増えており、正社員に限らず、アルバイトやパートも視野に入れることで、実務経験を積む機会が見つかります。
まとめ:社労士資格はキャリアの柱になる
社労士の試験は難関ですが、取得すれば会社員・副業・独立といった、自分の状況にあった柔軟なキャリアを描くことができます。
企業内では人事・総務分野で専門性を発揮でき、副業やパラレルワークとしても知識を活かしやすく、将来的には独立開業という選択肢もあります。
人や働き方に関わる仕事なので、他人の人生に寄り添いながら長く活躍できる点も社労士資格の多いな魅力です。
長期的な視点でキャリアを考えている人にとって、社労士資格はキャリアの柱になりえる資格です。



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