![マンション管理士と管理業務主任者はダブル受験がおすすめ](https://i0.wp.com/yokohama-lifeplan.com/qualification/wp-content/uploads/2025/01/books-5937823_1280.jpg?fit=1024%2C682&ssl=1)
マンションの管理、運営に関する資格にマンション管理士と管理業務主任者があります。
どちらもマンションの管理に関する国家資格ですが、この両資格は同時に勉強するのがおすすめです。
どちらも簡単な試験ではありませんが、この二つの資格は試験の大部分が重複してるので、同時に学習して受験するのが効率がよいとされます。
私も両資格を同時に学習してダブル受験しました。その時はマンション管理士が不合格でしたが、次の回に5点免除を受けて合格しました。
マンション管理士と管理業務主任者とは
上述したようにマンション管理士と管理業務主任者はどちらも区分所有マンションの運営管理に関する資格です。
マンション管理士の業務の方がコンサルタント色が強く、管理業務主任者は事務のための資格といった差があります。
マンション管理士の業務は、管理組合の管理者や区分所有者からの相談に応じて、管理規約や使用細則、修繕計画の案の作成をしたり、トラブル予防の提案をすることです。
一方、管理業務主任者はマンションの管理会社として必要な管理委託契約の作成や重要事項の説明、管理運営の事務などが主な業務です。マンション管理会社も管理規約や使用細則を行います。
両資格の違いは少し立ち位置が異なるという点です。
管理業務主任者は管理会社側の人のための資格ですが、マンション管理士は管理組合側からの相談に応じます。
ちなみに資格がなくてもマンションのコンサルティングはできます。
管理業務主任者には重要事項説明や契約書の記名などの独占業務がありますが、マンション管理士には名称独占しかありません。
両資格試験の比較
マンション管理士と管理業務主任者の両試験は、どちらも民法、区分所有法、標準管理規約、建築設備に関することなど出題範囲が似ています。
マンション管理士 | 管理業務主任者 | |
民法その他 | 6問 | 10問 |
区分所有法 | 10問 | 6問 |
標準管理規約 | 9問 | 8問 |
マンション管理適正化法 | 5問 | 5問 |
建築設備 | 15問 | 12問 |
その他実務・会計など | 5問 | 9問 |
なお、免除対象になるのはどちらもマンション管理適正化法の5問です。
合格率はマンション管理士が10%なのに対して、管理業務主任者は20%と差があります。
一般的にマンション管理士は難関資格と認識されており、管理業務主任者は宅建士と同レベルです。
合格に必要な勉強時間については、マンション管理士が600時間、管理業務主任者が250時間といわれています。
私の場合は管理業務主任者は200時間も勉強してませんが、マンション管理士は600時間以上勉強しました。
管理業務主任者が基礎レベルなのに対して、マンション管理士が応用レベルといわれてますが、確かにそう思います。
管理業務主任者が先に合格しやすい
マンション管理士と管理業務主任者のどちらかに合格すると、もう一方の試験で5問免除が受けられます。
免除対象になるのは、どちらの試験もマンション管理適正化法の5問です。
マンション管理士が難関と言われる理由として、多くの受験生は宅建士、管理業務主任者に合格しており、受験生のレベルが高いことが挙げられます。
宅建士、管理業務主任者に合格してる人の中での10%と考えれば、マンション管理士がいかに難しいかがお分かり頂けると思います。
1年目で合格点ボーダーラインに達してる人でも、毎年1点足りず、何年も受け続ける人も多いです。四肢択一で最も難関の試験ともいわれます。
マンション管理士に照準を合わせてる人は、管理業務主任者の試験は簡単と感じるはずです。
ダブル受験は大変ですが、マンション管理士を中心に学習して、試験終了後に管理業務主任者に的を絞って学習する人が多いようです。
マンション管理士試験では管理委託契約はほとんど出ませんが、管理業務主任者では出題されます。
マンション管理士試験と管理業務主任者試験との違いに気を付けて学習すると効率的です。私はマンション管理士試験終了後から管理業務主任者の過去問を購入して、管理委託契約を中心に1週間で2回解いたら合格できました。
1年目管理業務主任者、2年目マンション管理士という合格戦略
マンション管理士の受験生の4割が5問免除の申請をしているといわれます。この5問免除は全問正解とみなされます。
マンション管理士の合格率は10%といわれてますが、5問免除なしの受験生は2%の合格率しかないそうです。
5問免除の受験生は試験開始が10分遅れますが、5問を正解したものと扱われるので、この差は大きいです。
精神的に楽ですし、何よりマンション管理士の試験だけに勉強の的を絞れます。
1年目に管理業務主任者に合格し、2年目にマンション管理士を狙うのが無理のない計画といえます。もっともマンション管理士の試験が難しいので、必然的にほとんどの人が2年計画になるんですけどね。
まとめ
・管理業務主任者とマンション管理士はどちらもマンション管理の国家資格
・管理業務主任者とマンション管理士の試験範囲は似てる
・どちらかに合格すると、もう一方の試験が5問免除される
・資格予備校がダブル受験講座を設けている
ダブル受験におすすめの講座
●フォーサイト
マンション管理士と管理業務主任者のダブル受験におすすめな資格講座の一つがフォーサイトです。
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