測量士補試験は、土地家屋調査士を目指す人の登竜門として根強い人気があります。
理由は、土地家屋調査士の午前の試験が免除されるからです。
測量士捕の資格は測量に関するものなので、当然、測量の仕事をしてる人にも知識が役に立ちます。
私が受験を決意した理由
資格があると土地家屋調査士の試験に有利と聞き、頑張って勉強したのが測量士補という資格です。
ときどき道を歩いていると大きな定規(スタッフ)を持った人と三脚を建てたカメラをのぞき込んでる人がいますが、あれは測量をしてます。
地図を作ったり、建設現場でレベルを出したりする作業や技術を測量といいます。
土地家屋調査士試験の午前の部が免除になる
測量士補の資格があると土地家屋調査士の筆記の午前の部が免除になるので、土地家屋調査士を目指す人の多くが測量士補を先に目指します。
もちろん測量の仕事に就いている人にも、資格があれば知識があることの証明になりますし、学習を通して必要な知識が身につきます。
合格率
測量士補の上位資格として測量士がありますが、こちらは平均合格率10%の難関資格です。
一方で毎年5月に行われる測量士補の試験は、合格率20~40%なので頑張れば取れる資格です。
直近の結果
令和7年度試験(2025)の結果
- 合格率:51.2%(前回の31.4%から大幅アップ)
- 受験者:1.3万人
測量士補の試験概要

測量士と測量士補の試験は、測量法及び測量施行令に基づいて行われる国家試験です。
測量士補試験は、年齢、性別、学歴に関係なく誰でも受験できる五肢択一のマークシート試験です。
出題数は全部で28問で、18問以上の正解で合格できます。
また、この試験の特徴として計算問題が3割くらい出ます。
電卓が使えないので、数学が苦手な人は少々きついかもしれません。
測量士補の試験は午後1時半から午後4時半までの3時間です。
試験会場は、北海道・宮城県・秋田県・東京都・新潟県・富山県・愛知県・大阪府・島根県・広島県・香川県・福岡県・鹿児島県・沖縄県があります。
受験の申し込み期間は、令和8年は1月5日から1月22日まででした。
測量士補の受験量は2850円で、郵便局などで購入した2850円の収入印紙を写真表に貼ることで納付します。この際消印はしてはいけません。
提出は簡易書留郵便で出します。
当日の試験で机に置けるのは、受験票、鉛筆又はシャーペン、鉛筆削り、消しゴム、時計(時計機能のもののみ)、直定規です。
直定規は真直ぐな定規のことです。受験案内に書いてあったので私も直定規を持参しましたが、一度も使いませんでした。
測量士補の試験範囲
試験の範囲は、測量に関する法規、多角測量、汎地球測位システム測量、水準測量、地形測量、写真測量、地図編集、応用測量の8科目にわたります。
- 測量に関する法規
- 多角測量
- 汎地球測位システム測量
- 水準測量
- 地形測量
- 写真測量
- 地図編集
- 応用測量
合格率の推移
- 令和7年 51.2%
- 令和6年 31.4%
- 令和5年 32.2%
- 令和4年 44.1%
測量士捕試験の特徴
- 合格率30~50%→国家資格では合格しやすい部類
- 三角比・ベクトルといった数学→高校数学Ⅰで対応可能
- 過去問の繰り返しで対応可能→パターン問題多
測量士捕試験はどんな人におすすめ?
測量士捕試験は、以下のような人におすすめです。
- 土地家屋調査士を目指す人(午前の部免除)
- 測量会社勤務(知識が仕事に直結)
- 建設・土木系(測量多い)
- 不動産(知識が直結しないが役立つことがある)
測量士捕試験の合格に必要な勉強

合格に必要といわれる勉強時間は100時間程度なので、少なくとも3、4カ月前には勉強を開始したほうがよさそうです。
100時間の学習だと様々ある資格の中では比較的簡単な部類に入りますが、しっかりと勉強しないと合格は難しいでしょう。
勉強方法は市販のテキストを使った独学の人が多いですが、土地家屋調査士とセットで講座を販売してる資格予備校もあります。
測量士補試験は過去問と同じような問題が多く出題されるので、過去問が解けるようになれば合格できます。
私の独学での勉強法
私はテキストと問題が一緒になった教材を使いましたが、どうにも使いにくかったので過去問はテキストと一緒になってないものを別で購入することを勧めます。
受験した感想としては、過去問を数回解けば解けるようになる問題が多いかなと思いました。過去問を中心にした勉強なら50時間以下でも合格できるかもしれません。
公式を覚えてしまえば計算問題は安定して点が取れるようになるので、過去問を中心にすると効率よく勉強できます。
反対に数学が苦手だったり、中学卒業と同時に就職した人は、標準偏差、ピタゴラスの定理やサイン・コサインでつまずくかもしれません。
数学の方式は割り切って覚えるしかありません。手を動かしながら問題を解くと知識が定着しやすいのでおすすめです。
計算の公式だけ見てるとハードルが高く感じますが、問題を解いてみるとそれほどではないと感じると思います。最初は難しく感じるかもしれませんが、計算問題の方が点が取りやすかったです。
私の受験体験記|試験当日のリアル
私は東京会場で測量士補を受験しましたが、住んでる最寄駅から会場の駅まで遠いうえに、会場の大学も駅から遠く、テクテク歩いた記憶しかありません。
しかも、みんな一斉に帰るせいで、大学から駅までの道路が受験者で渋滞してました。駅に着いてからも住民が帰りの受験者集団を見て何事かと驚き見てました。
測量士補の試験会場に着いて驚いたのは、高校生が多かったことです。多分、学校が生徒に受けさせるのだと思います。
高校生が在学中に測量士補に受かって記事になってるのも時々見かけます。
合格すると記事になるなんてすごい資格と思うかもしれませんが、実際は過去問を繰り返せば合格できます。
まとめ
測量士補試験は、土地家屋調査士試験の午前の部が免除されることから、土地家屋調査士を目指す人にとって人気のある資格です。
また、測量の仕事に携わる人にとっても、知識の証明として役立つ国家資格です。
合格率は20〜40%程度と国家資格の中では比較的高く、勉強時間の目安も100時間ほどとされています。
過去問と同じような問題が多く出題されるため、過去問を中心に学習すれば合格は十分狙える試験です。
測量士補は難関資格ではありませんが、測量に関する専門知識を体系的に学べる資格です。
土地家屋調査士を目指す人はもちろん、測量の仕事に関わる人にとっても挑戦する価値のある資格といえるでしょう。



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