![不動産取引の専門家「宅地建物取引士」とは](https://i0.wp.com/yokohama-lifeplan.com/qualification/wp-content/uploads/2024/10/siberia-3237620_1280.jpg?fit=1024%2C686&ssl=1)
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資格の登竜門として人気の国家資格に宅地建物取引士という資格があります。
この資格は、以前は宅地建物取引主任者といわれてましたが、2015年に名称が変更されました。
不動産の契約の前に行う重要事項説明は、宅地建物取引士でないと行うことができず、不動産の取引に必須の資格となってます。
知名度も抜群ですし、資格手当がつく企業も多く、法律の基礎が学べるので勉強して損のない資格です。
宅地建物取引士について
不動産の取引では、契約の前に重要な事項について説明を行い、当事者にどのような不動産か認識してもらいます。
不動産は高額なので、専門知識をもった宅地建物取引士(以下宅建士)に説明させて不動産の情報を知ってもらい、契約条件を理解してもらう必要があるからです。
この重要事項説明は宅建士の独占業務になっています。
独占業務とは、その資格がないと行ってはいけない業務をいいます。
また、不動産会社の事務所には、5人に1人の宅建士を置かなければいけない設置義務もあります。
こういった理由から常に宅建士には需要があります。
宅建士の独占業務
・重要事項説明
・重要事項説明書の記名
・37条書面への記名
キャリア形成上も宅建士は有利な資格です。
宅建士は社会的にも広く知られた国家資格で、20万人が受験します。
必要な勉強時間は300時間以上といわれ、この資格に合格したことは自分への自信につながります。
宅建士は資格女子におすすめの資格の一つです。
宅地建物取引士試験について
宅建士試験では、不動産や法律に関して問われます。
宅建士試験の基準や範囲についてまとめました。
・土地の形質、地積、地目及び種別並びに建物の形質、構造及び種別に関すること
・土地及び建物についての権利及び権利の変動に関する法令に関すること
・土地及び建物についての法令上の制限に関すること
・宅地及び建物についての税に関する法令に関すること
・宅地及び建物の需給に関する法令及び実務に関すること
・宅地及び建物の価格の評定に関すること
・宅地建物取引業法及び同法の関係法令に関すること
宅建士には受験資格はなく、誰でも試験を受けられます。
試験案内の配布は例年7月に入ってからです。
ネットでも郵送でも申し込みできますが、申込期間があるので注意です。申込期間は短いので、気づいたら終わってたという人は多いです。
試験については例年10月の第三日曜日に゙実施されます。
試験時間は、午後1時から午後3時までの2時間です。
試験の方法は、4肢択一式のマークシートで行われます。
分野ごとの出題数
宅建士試験の分野別出題数に目を向けると、毎年決まった数が出題されています。
・「宅地建物取引業法及び同法の関係法令に関すること」から20問
・「土地及び建物についての権利及び権利の変動に関する法令に関すること」から14問
・「土地及び建物についての法令上の制限に関すること」から8問
・上記以外から8問(税金、土地・建物の構造等、価格の評定、実務)
出題される数が多い宅地建物取引業法や民法、建築基準法などを重点的に学習すると効率的です。
合格点は33〜38点、合格率は15〜18%程度になるよう調整されます。
宅建試験に合格するには
試験案内で提示された法律を闇雲に勉強すると、宅建士試験といえど試験範囲が広いので何年もかかってしまいます。
テキストや資格講座を利用することで短期合格が可能です。
市販のテキストと過去問題集を使って効率よく勉強すれば、半年から1年で合格できます。
宅建士の試験はテキストを読むだけで合格できません。
インプット以上にアウトプットが重要なので、過去問を解けるようになるまで繰り返すことも必要です。
特に過去問は重要とされており、時間がない人の中には過去問を繰り返しただけで合格した人もいます。
法律の勉強をしたことがない初学者であれば、資格講座の利用がおすすめです。
資格講座であれば、重要なポイントを重点的に学習でき、勉強時間の短縮が図れます。
スマホを保有していて費用を抑えたい人には、スタディングがおすすめです。
スタディングは私も現在利用してますが、スマホがあればどこにいても学習ができます。他社の資格講座と比べて安いのも魅力です。
紙のテキストはついてませんが、別途購入することもできます。
まとめ
宅建士の資格は幅広く役立つので、キャリア形成に最適です。
宅建士の試験で重要なのは宅建業法、民法の権利関係、法令の制限といった分野です。
出題数の多い分野を重点的に学習すると効率がいい勉強ができます。
受かるためにはインプットばかりではだめで、過去問を使ったアウトプットが必要です。
効率よく勉強するには資格講座の利用もおすすめです。