今年になって伯父が認知症になったのを機に認知症予防について調べるようになり、効果あるものを実践するようにしています。
伯父より数年前に祖母も認知症で介護施設に入所しましたが、こちらは年齢も90近かったのであまり気にしませんでした。
また、以前住んでいた家の近くに認知症のおばあさんがいたのですが、そのおばあさんはよく「お金を返して」と隣の部屋のドアを叩いてました。
その姿を見て認知症は避けたいと思うようになりました。
認知症に限らず、健康で長生きするには病気しないことが大切です。
ライフプランは健康であることが前提なので、病気をしてしまうとライフプランも見直さなければいけなくなります。
若い人でも認知症になる人は多く、なる前の若いうちから認知症予防を実践することが効果的です。
30代から始める認知症予防
認知症というとお年寄りのイメージですが、調べてみると若くしてなる人も多く、認知症予防には30代から実践することが大事とのことです。
認知症予防については、2年間バイトした介護施設や大学で行われた社会人向けの講義を受講したり、ヘルパーの資格を取得した際にも学びました。
認知症予防には、読書や映画のようにじっとして椅子に座るより、体を動かすような趣味がいいようです。
脳科学の本によれば、人間の歴史で座ってじっと作業するようになったのは最近で、脳にとっては体を動かす、特に有酸素運動が効果的だそうです。
アメリカの小学校で授業の前に運動を取り入れたら、そのクラスだけ成績がアップしたそうです。
このことを知った私は、運動を長時間できるスポーツ自転車を買って東京、神奈川を走り回るようになりました。
以前受けた社会人向けの講義では、有酸素運動以外にも音楽や英語等の語学も認知症予防に効果的と教わりました。
教授は、語学は書いて覚えることが認知症予防になると言ってましたが、楽器も指を動かします。指を動かすことは脳と関係があるようです。
ダイエットにもなる有酸素運動(サイクリング、ウォーキング、ジョギング)
運動を気軽に無理なく始められるのがウォーキングやランニングです。有酸素運動は認知症予防に効果があるといわれています。
毎日1万歩を歩くと認知症にならないそうなので、私は最初にウォーキングに挑戦しました。
しかし、1万歩を実際に歩こうとすると、とんでもなく時間がかかるし、かなり疲れます。週に2回程度のウォーキングをしようと試みましたが、クタクタになっても1万歩まで達することは少なかったです。
ランニングは今でもやってますが、ランニングを30分以上続けるのは少々きついです。
ウォーキングやサイクリングと比べて1時間当たりの消費カロリーは一番多いかもしれませんが、運動不足の人が最初に取り組むと挫折します。
ウォーキング、ランニングの後に始めたのが、実家にいた時に愛用していたママチャリで三浦半島を一周することでした。
といっても今はママチャリよりもクロスバイクかロードバイクをおすすめします。
月に数回、三浦半島を一周することを始めてから少し経った頃、何となくロードバイクを購入しましたが、時間は半分以下、労力は5分の1くらいになりました。
ウォーキングやランニングだと2時間続けることは体力的に厳しいですが、クロスバイクやロードバイクだと5時間でも余裕で続きます。
当時は逗子に住んでたので、ロードバイク購入後は三浦半島や小田原を自転車で走りまくってました。
時間がない時は夜から走りに行くこともあります。夏の日中は暑いので、涼しくなった夜中に小田原や三浦半島を目指して出発することもあります。
10年前と比べると驚くほどスポーツ自転車を見るようになりましたが、週末の三浦半島もサイクリングが趣味の人で賑わってます。
(横須賀海岸通り)
楽器ならみんなで楽しめる(ギター、ウクレレ)
音楽は指先を動かすので、認知症予防に良いそうです。
ギターだと挫折も多いですが、ウクレレなら弦も少なく、コツもつかみやすいので高齢者にもおすすめです。
私も家にギターとウクレレがありますが、ウクレレの方が始めやすく、曲も覚えやすいです。
私が通っているウクレレ教室は、過半数が高齢女性ですが、その人たちは一通り覚えたら、介護施設等でみんなで歌って楽しむそうです。
腕前はそれほどではなく、コードも音が出てなかったりしますが、こういうのは上手い下手より楽しんだもの勝ちだと思います。
外国語(英語)を学べば世界中の人とつながることができる
語学は、読み、聞く、書く、話すからなり、外国語を日常的に学んでる人は認知症になりにくいという研究結果があります。
また、二か国語以上学ぶ人は更に認知症になりにくく、人より物事に早く気づいたり、マルチタスクが発達するといわれます。
私は英語を学習してますが、中国語やベトナム語など興味があるものを学べばいいようです。
英語を話せるようになれば、海外旅行等で役に立ちますが、一番大切なのは楽しんで学習を続けることです。
英語を身につけるには3,000時間の学習が必要とされ、高校まで出ていればこれが1,000時間で済むそうです。
私の場合はあまり英語が得意でないのに、いきなり英会話学校に行って失敗しましたが、基礎ができてない人は英会話教室の前に中学英語から学習したほうがいいようです。
料理を趣味にすると節約にもなる
嗅覚を刺激すると認知症予防に効果があるといわれています。
また、料理は手を動かしますし、メニューを考えるので認知症予防に効果あるといった研究結果もあります。
この中で一番実用的な趣味が料理かもしれません。
料理を趣味にすれば外食より節約になりますし、一生もののスキルになります。
料理が趣味な人ならお一人様でも安心です。
日本は超高齢社会
私が子供の頃は今のように高齢者は少なかったです。では、高齢者の定義は何かというと、高齢者は65歳以上の人をいいます。
今は65歳をお年寄りとイメージする人は減ったので、高齢者の定義が変わるかもしれませんが、一応現在は65歳以上を指します。
日本は既に超高齢社会なので、もっと高齢化が進む将来は、なかなか周りに世話してもらえなくなる可能性が高いです。
そう考えると認知症予防だけでなく、少しでも健康寿命を長くさせることが大事です。
私がいる町内会では、少子高齢化によって高齢者が増加しているということで、一人暮らしの高齢者世帯へ町内会で見回りをすることになりました。
最近は身内がいない高齢者も少なくないようで、孤独死を防ぐべく見回りを強化しています。
一人暮らしの高齢者の中には、外出する機会が限られる人も珍しくなく、人と接することも少なくなりつつあるようで、町内会の見回りは評判よく受け入れられています。
平成27年度版の高齢社会白書によると、昭和55年の一人暮らしの高齢者の数は、男性が約19万人で、女性は約69万人でした。
一方、平成22年の一人暮らしの高齢者の数は、男性が約139万人で、女性は約341万人になっています。
人口は昭和55年が1億1,700万人で、平成22年の人口は1億2,700万人といわれるので、35年の間で人口は8%程度増加しています。
一方で高齢者の増加については、35年の間に男性が7倍、女性が5倍と大きく増加しています。
たった30年ですが、人口構造が変化したことで社会保障制度は変化し、働き方についても大きく変化しました。
現在の日本では65歳以上になっても働く人は3割もおり、先進国の中でも日本は高齢者の就業率が高いといわれています。
寿命が大きく延びたことで、財政のうちの社会保障給付費についても、昭和45年に5.8%だったのが平成24年には30%を超えています。
今の人口構造は将来の日本の社会、経済に影響しますが、健康は人生に大きく影響を与えます。
有酸素運動や楽器、語学に趣味は、認知症予防だけでなく健康寿命にもいい影響を与えます。
おわりに
今回紹介した趣味の中で私が最も取り組んでるのはランニング・ジョギングです。
しかし、ランニング・ジョギングは、ひざを痛めることが多いので、サイクリングをおすすめします。
私も最初はジョギングやウォーキングを頑張ってましたが、思うような結果が出ませんでした。
サイクリングで走り回ったおかげで体重が10キロ減り、長時間のランニング・ジョギングにも耐えられるようになりました。
今回紹介した趣味は、認知症予防だけでなく、健康寿命を延ばすことにもよいといわれています。
特に運動はメリットが多く、脳科学では頭をよくするのに最適なのが運動といわれてます。