6月も終わりに近づいてますが、八景島ではあじさいが見頃を迎えています。
八景島には島全体に2万株のあじさいが植えてあるといわれ、あじさいの名所として雑誌にも取り上げられることもあります。
6月中にはあじさいに関するイベントが開催され、イベントに参加するとチケットが割引される特典があります。
この当時は会社が金沢八景にあったので、何度かイベントに参加しています。
八景島とは
八景島は、埋め立てによって造られた人工の島です。
八景島全体がレジャー施設となっており、特に水族館を見に県外からたくさんの人が訪れます。
島は360度海に囲まれているため、近隣住民が釣りをしたり、目の前の海岸では潮干狩りをする人の姿も見かけます。
24ha(240,000㎡)の広さを持つ島内には、ブルーフォールやメリーゴーランドといったアトラクションがあり、丘の広場やあじさい坂では様々な花を楽しむことができます。現在、ブルーフォールは運営を中止しています。
開島時間 | 6月の開島時間は、8:30~21:30の間 |
料金 | 入島無料、アトラクションごとにチケットを購入する |
八景島シーパラダイスHP | http://www.seaparadise.co.jp/index.html |
金沢八景大橋から眺めた八景島
・所在地 神奈川県横浜市金沢区八景島
・アクセス 金沢シーサイドライン線「八景島駅」下車して橋を渡る
横浜市金沢区の海側は、ほとんどが埋め立て地となっています。右側の建造物は、金沢シーサイドラインの路線です。
ここから300mほど歩けば海に着きます。
八景島はアトラクションもたくさん
八景島にあるアトラクション
・ロッククライミングが体験できる「青空クライミング ロックンロック」
・巨大立体迷路 デッ海
・海の上を走るジェットコースター「サーフコースター リヴァイアサン」
・急流の川を下る「アクアライドⅡ」
・地上90mの360度パノラマを体験できる「シーパラダイスタワー」
……等
八景島の全体マップ
金沢シーサイドラインの八景島駅を下車して大橋を渡ると八景島です。
八景島にわたる橋は、金沢八景大橋という名前です。
八景島といえば、4つの水族館が有名ですが、特におすすめしたいのがアクアミュージアムです。
アクアミュージアムには、700種類・12万匹(頭)の生き物が生息しており、アクアミュージアムは日本最大級の水族館となっています。
とても幻想的なアクアチューブは必見です。
八景島の水族館
あじさいスポット
八景島の島内には、ガクアジサイが18,000株と、セイヨウアジサイが2,000株植えてあります。
平成5年のオープンから、八景島はアジサイの名所として知られています。
あじさいの学名
てまり型のホンアジサイの学名は、Hydrangea macrophylla(ハイドランジア マクロフィラ)です。
ハイドランジアはギリシャ語の「水」と「容器」の言葉からなる合成語で、マクロフィラは「大きな葉をした」という意味です。学名にも形や性質だけでなく、発見者など人の名前が使われていることもよくあります。
幕末の長崎に住んだオランダの医師シーボルトが日本で一緒に過ごした楠本滝から命名したといわれているハイドランジア オタクサが有名です。
あじさいの薬用
花は解熱、葉はおこりに特効と言われました。
4月8日のお釈迦様誕生のお祝いに振舞われる甘茶はヤマアジサイの一種の葉で作られたお茶で昔から健康茶として飲まれています。
この甘茶は葉に甘みがあり、糖尿病患者には砂糖代わりの甘味料として用いられています。
あじさいの種類
あじさいの仲間は、アジアに50種類、南北アメリカに30種類あるといわれており、日本には約10種類もの自生種が知られています。
(社)一関観光協会発行の日本アジサイ属園芸図鑑「日本のアジサイ」には、300種類ものアジサイが掲載されています。
あじさいの原産地
あじさいの原産地は、日本、東南アジアです。
日本から中国に渡り、そこから1790年ヨーロッパへ渡り、以来、欧米で改良を重ね最近では、青、ピンク、白など西洋アジサイとして逆輸入され鉢花として人気があります。
京都市・藤森神社の紫陽花苑内の「ヤマアジサイ」「すみだの花火」などが日本原産といわれていますが手まり型のアジサイにも日本古来のものがあります。
あじさいの花色は、一般的に土壌の酸度により大きく変化します。
酸性の場合、土の中にあるアルミニウムが溶け出し植物体内に吸収されて、アントシアン色素と結合して青色になります。
アルカリ性の場合、アルミニウムが溶けないため、青くならないようです。
ガクアジサイとは
ガクアジサイとは、ユキノシタ科に属する落葉低木であり、高さは2m前後になります。
葉は光沢ある広卵形で、原質の明緑色をしており、外周にひし形の花をつけています。
色は、淡紅色、淡青紫色、紫色、白色があります。
ガクアジサイは、房総半島、三浦半島、伊豆諸島などの暖かい地域の海岸沿いの山地で見られます。
紫色のガクアジサイ
淡い青紫色のガクアジサイ
白と青のコントラストが鮮やかなガクアジサイ
セイヨウアジサイとは
日本原産のアジサイが中国から18世紀末にヨーロッパに持ち込まれ、品種改良されたアジサイが日本に逆輸入されたのが、セイヨウアジサイになります。
セイヨウアジサイの数は、現在では数百種にもなるといわれています。
アジサイの花の色というのは土壌が酸性では青色、アルカリ性では紅色になります。また、土壌に含まれる肥料の差異によっても変化し、窒素が少ないと紅色が藤色に、窒素が多くカリが少ないときは紅色が強くなり、カリが多いと青色が強くなります(現地の看板から)。
白いセイヨウアジサイ
淡い青色のセイヨウアジサイ
ピンク色のセイヨウアジサイ
青紫色のセイヨウアジサイ
八景島のアジサイ
八景島のアジサイ巡りをした時は、あじさい祭りの期間中でした。
あじさい祭りは、6月のあじさいの見頃時期に毎年行われています
あじさい坂と呼ばれる坂の両脇には、たくさんのアジサイが植えられています。
「シークレットガーデン」には、ピンクアナベルと呼ばれるアジサイが植えてあります。
ピンクアナベルは、北米原産の最新の品種になります。
どこもあじさいが満開で見事でした。
きれいな紫色の「エンドレスサマー」という名前のあじさいです。
「千代女」という名前のアジサイです。きれいな淡い青色をしています。
「ブルーダイヤモンド」という種類のセイヨウアジサイです。
「すみだの花火」という種類のあじさいは有名ですね。
北米原産の「かしわばアジサイ」です。葉っぱの形がかしわに似ていることから名が付いたそうです。
2013年に八景島20周年を記念して誕生した「八景ブルー」という名のガクアジサイです。
八景ブルーは、八景島でしか見ることのできない珍しいあじさいです。
珍しくて人気のカシワバハーモニーです。
八景島のあじさいのまとめ
・八景島のあじさいは神奈川県最大規模
・八景島には2万株のアジサイがある
・八景島でしか見れない「八景ブルー」という種類のアジサイがある
・八景島では、あじさいと海の競演が楽しめる