ローン

住宅ローン金利の基本

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家探しにおいて不動産選びと同じくらい重要なのが住宅ローンです。

ほとんどの人はローンを組んで購入してるので、住宅ローンこそ人生で一番高い買い物といえます。

といっても住宅ローンのお世話になるのは通常は一度や二度なので、そこまで詳しく知る必要はないのかもしれません。

とはいえ基本的なことは知っておいた方が不安は減ると思います。

現在低い金利タイプが必ず得とは限らない

住宅ローンの金利には、変動金利、固定金利、固定期間選択といったタイプがあります。

変動金利はその名のとおり金利が半年ごとに変動し、これにあわせて返済額も変動するタイプです。

固定金利は、ローンの返済期間はずっと同じ金利となるので、返済額も変わることなく固定されます。以前CMでよく見たフラット35は、この固定金利になります。

固定期間選択は、一定期間の金利が固定されるというもので、固定期間には2年、3年、5年、7年、10年といったものがあります。

 

現在は圧倒的に変動金利が低くなっていますが、金利が上昇して固定金利を上回るリスクはあります。

変動金利を借り換えによって固定金利にすることもできますが、一般的に固定金利の方が先に上昇していくといわれているので、切り替えようと思った時には固定金利が上がっていたなんてことも……。

 

日本はずっとデフレで低金利が続きましたが、世界に目を向けるとインフレ、高金利が続いています。

現在は変動金利が圧倒的に低い金利ですが、もし日本でこれから金利が上昇すれば、結果として固定金利がよかったということになります。

 

とはいうものの、こういった議論は結果論に過ぎず、結局は将来のことは誰にも分かりませんから、借りる人の価値感や状況によって金利のタイプを選択するしかありません。

物価の上昇は金利にも影響する

ここ最近、毎月のように商品の値段が上がってますが、こういったインフレが起こると、一般的に金利も上昇するといわれています。

景気が良くなると消費、設備投資が増えるので、需要と供給により物価は上昇します。

設備投資や消費に対処するため、金融機関は金利を上げるので、結果としてお金の価値は下がることになります。

私の最近の経験ですが、20年前に18万円で買えたものが、30万円出さないと買えなくなってました。

 

海外ではインフレを抑えるために金利が上昇しています。

日本もインフレで賃金が上昇すれば、金利が上がる可能性はあるということです。

 

ネット銀行は金利が安いけど

住宅ローンの金利を調べると、ネット銀行がかなり低い金利で提供しています。

手続きもネットで出来ますし、ファイナンシャルプランナーや銀行員など住宅ローンに詳しい人にはメリットがあります。

ここで住宅ローンに詳しい人といったのは、住宅ローンに詳しくない人には難しい面も多いからです。

住宅ローンにあまり詳しくない人には説明や相談を対面でしてくれないのはやはり不安でしょうし、慣れない書類に不備があればやり取りに時間がかかることもあります。

また、審査が厳しく思ったほど借りれないというケースもあります。

住宅ローンは返済期間が長く、途中で返済が厳しくなるなど、条件の変更で相談したくなるかもしれません。

ネット銀行と対面の金融機関、どちらにもメリットデメリットはあるということです。

 

まとめ

・住宅ローンの金利のタイプには、変動金利型、固定金利型、固定期間選択型がある。

・どの金利タイプが得かは専門家でも分からない。議論されてるのはその人の意見に過ぎない。

・金利や金額といった数字だけで判断せず、利用者の状況で判断した方がよい。

・今後の金利はインフレが左右するかもしれない。

・少子高齢社会が社会に与える影響も考えられる。

・ネット銀行にはデメリットも多い。

 

対策としては、住宅ローンを借りている間は少なくとも金利をチェックすることが大事で、状況に応じて借り換えや繰り上げ返済を選択することも必要です。

 

  • この記事を書いた人

廃人からニートへ…

横浜で不動産仲介業ファイナンシャルプランナーをしています。 住宅ローンが老後に与える影響は大きいです。 資産があるのにお金がないとは? いくらのローンなら返済していける? 年金について知らずに家を購入するのは無謀? 不動産だけでなく、ライフプランの相談にも対応してます。 担当ジャンル:雑記、不動産、ライフスタイル 資格:宅建士、管業、簿記1級、1級FP、社労士、1種証券、住宅ローンアドバイザー 有酸素運動と予備試験始めました

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