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お金の専門家「ファイナンシャルプランナー」の資格についての解説

投稿日:2018年3月1日 更新日:

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マネー雑誌やテレビなどで最近よく聞くようになった「ファイナンシャルプランナー」という資格。

マネー雑誌やテレビ等では、「お金」の専門家として紹介されています。

とはいえ、我々が日頃から使用しているお金について専門家がいると言われても、ピンとこない人が多いと思います。

今回はファイナンシャルプランナーという資格について、その資格の講師をしていた私が解説します。

ファイナンシャルプランナーの仕事

ファイナンシャルプランナー(以下FP)の仕事範囲は多岐にわたります。

FPが主に業務としている分野は、住宅ローン、投資といったものから老後まではもろんのこと、相続といった死後のことまで扱います。

・金融資産運用

・不動産運用

・ライフプランニングと資金計画

・リスクと保険

・タックスプランニング

・相続・事業承継

FP業務では、以上の6分野を扱うとされています。

お金の専門家FPは、お金に関わる分野に精通してるということですね。

 

あまりにも範囲が広いので、投資に特化したり、保険に特化したりするなど、分野を絞っているFPをよく見かけます。

投資や保険の場合は、商品を扱うために資格登録が必要なので、会社に所属しながらFPとして活動している人も多いです。

住宅ローンや証券は需要があるので、「住宅ローン専門FP」「積立投資専門FP」等、アドバイスに特化してるFPもいます。

独立しやすいのは、ライターやセミナー講師として活動してるFPかもしれません。今はネットがあるので副業として活動してるFPも増えてます。

また、FPは士業の業務と被ることが多いため、ダブルライセンスで活動している人も見かけます。

ファイナンシャルプランナーの試験から見る仕事内容

ファイナンシャルプランナー(FP)がどういった分野を扱うかは、試験内容から見た方が分かりやすいかもしれません。

 

金融資産運用設計では、株式や投資信託、債券について学びます。

不動産運用設計では、不動産投資と不動産取引について学びます。

ライフプランニングとは、人生設計が金銭的に可能かどうかを計画・修正します。

資金計画とは、住宅ローンの借り方および返済の方法などを学びます。

リスクと保険では、主に生命保険や損害保険について学びます。

タックスプランニングでは、主に税金について学びます。

相続・事業承継では、スムーズな事業承継の手段や、家族で争うことのないな相続の方法について学びます。

 

FPの勉強をすると、知識の有無で人生で何百万円以上の差を生むことが分かるようになります。

 

 

勉強で学んだ知識がビジネスで役立つ

ファイナンシャルプランナー(FP)の知識は、キャリアアップにつながります。

特に保険業界や証券業界、不動産業界では、FP資格を会社から取得させられることもあるように、FP資格の保有者は即戦力になります。

なによりも、仕事をしていくうえでクライアントに自信をもって受け答えできるようになるので、成約や受注につがります。

 

最近では、企業年金の提案をしているFPもいます。

これらのFPは確定拠出年金についてアドバイスをしているようですが、この分野については年金の専門家である社労士よりもFPの方が現状では上をいっています。なぜなら確定拠出年金は自分で運用しなければならず、運用の成果が老後の生活にも影響するからです。

 

これから金融業界や不動産業界へ転職を考えている人にはFPはおすすめの資格の一つです。

 

ファイナンシャルプランナーの知識は普段の生活に役立つ

ファイナンシャルプランナー(FP)は、主に個人のファイナンシャルプランニング(財務計画)がメインなので、自分の生活に密着したものがたくさんあります。

FPの勉強をすることで、今まで持っていたお金の疑問が解決できることもあります。

例えば、

・住宅ローンの利用の仕方

・どの住宅ローンを利用するといいのか

・どんな保険が自分に合ってるか

・なぜ投資が必要か

・投資の方法にはどんなものがあるか

・年金定期便はどのようにしてみればいいのか

・遺言にはどんな効果があるか

・住宅ローンの見直しは必要か

などの様々な疑問が解決できます。

 

ファイナンシャルプランナーの資格の種類

ファイナンシャルプランナー(FP)の資格と試験は複雑です。

FP向けの資格を実施している機関には、主にFP協会と金融財政事情研究会、生命保険協会の3つがあります。

FP資格の種類には、「FP協会が認定しているAFP、CFP」「国家資格のファイナンシャルプランニング(FP)技能士(1級~3級)」「生命保険業界が認定する生保FP」があります。

この中で知名度が高いのは、「FP協会が認定しているAFP、CFP」と「国家資格のFP技能士」です。

「生保FP」は、生命保険業界にいないと受験資格がないので一般の人向けではありません。もっとも試験自体が簡単なのでFP協会認定資格かFP技能士資格があれば必要ないといえます。

 

FP協会の資格は、AFPが普通資格になり、CFPが上級資格になります。

 

FP技能士資格には、1級から3級まであり、1級が最も難易度が高いです。また、3級から受験し、合格しないと次の級を受験できません。

私は10年以上経験があったので2級から受験しましたが、実務経験は受験資格に影響します。

3級FP合格→2級FP受験可、2級FP合格と1年以上の実務経験→1級FP受験可

 

ちなみにこれらFPの資格は、どれも名称独占資格にあたります。

名称独占資格というのは、試験に合格しないと名乗れない資格のことです。

AFP、CFP、FP技能士は、試験に合格しないと名乗れないのですが、実はファイナンシャルプランナー自体は名称独占資格がありません。

つまり、資格がなくてもファイナンシャルプランナー(FP)を名乗ることができることになります。

もっともFPとして活動していくのであれば、AFPや2級FP技能士程度の知識がないと相談に対応できないと思います。

 

FP技能士は国家資格ですが、FP協会が認定しているAFPとCFP資格は民間資格になります。

また、FP技能士は一度取得すれば会費がかかりませんが、AFPとCFPは年会費がかかります。

 

FP協会の資格は、会費がかかりますが、毎月業務向けの雑誌が送られてきます。

CFPであれば、FP協会のFP検索に登録することができるので、多少は宣伝になります。

 

FP協会が認定しているCFPは、アメリカに本部を持つFP資格なので、国際資格と呼ばれることもあります。

CFPは、AFPに合格しないと受験資格がありません。

 

AFPになるには、2級FP技能士試験に合格のうえ「技能士課程」を経るか、「基本課程」を受講して2級FP技能士試験に合格するかです。

資格の学校を利用してる人であれば、講座が基本課程(認定研修)になってることが多いので、2級に合格すればAFPになれます。

技能士課程では、FP業務の中核といえるライフプランの提案書を作成します。

 

おわりに

FPは、今一番人気の資格だそうです。

私も大学時代に投資で失敗したのがきっかけでFP資格を取りました。

1級までいくと宅地建物取引士と同じくらい難易度が高いですが、2級だったらすき間時間で取れるのでコスパもいいと思います。

 

 

フォーサイトは日本FP協会認定教育機関です。

フォーサイトには「日本FP協会が認定するAFP認定研修」の対象講座がありますので、そちらを受講・修了していただくことで、3級資格を持っていなくても、FPの実務経験がなくても、2級FP技能検定を受検することが可能です!

  • この記事を書いた人

侍従川

横浜で不動産仲介業とァイナンシャルプランナーをしています。

住宅ローンが老後に与える影響は大きいです。

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不動産だけでなく、ライフプランの相談にも対応してます。

担当:不動産、ライフスタイル、投資、雑用

追加:写真、資格、名所めぐり

資格:宅建士、管業、簿記1級、1級FP技能士、貸金、社労士、高所作業車

有酸素運動で脳を活性化させて予備試験に挑戦してます。

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