今や横浜を代表する観光スポットになった「横浜赤レンガ倉庫」。
元々は、明治政府によって建設された横浜の保税倉庫だったが、やがて活躍の場が減少していき1989年頃から放置されるようになった。
その後、横浜市が買い取って修復し、2002年にリニューアルオープンすると、横浜赤レンガ倉庫は横浜を代表する観光名所へと変わった。
横浜赤レンガ倉庫では、定期的にイベントが開催され、建物の中には店舗や展示ギャラリーなどがあり、ショッピングと食事が楽しめる。
建物前からは横浜の港を眺めることができる。
また、横浜赤レンガと隣接して、みなとみらいや象の鼻パーク、大さん橋、山下公園といった横浜を代表する人気の観光スポットもある。
目次
横浜赤レンガ倉庫の歴史
明治になると諸外国との交易が盛んになり、日本にも近代的な港湾の建築が急務となった。
1889年頃から横浜の築港工事が始まり、横浜赤レンガ倉庫も明治の終わりから大正にかけて建築された。
赤レンガ倉庫の設計は、建築家として当時有名だった妻木頼黄が行った。
妻木は、官庁営繕建築を手がけ、横浜港では大蔵省臨時建築部長として税関監視部庁舎、新港ふ頭赤レンガ倉庫など数多くの税関関連建築を手がけている。
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横浜港発祥の地「象の鼻パーク」の散策
横浜の開港広場から、大さん橋へと向かう途中に横浜港発祥の地と言われる「象の鼻波止場」がある。 明治の時代に、欧州文明を見学するために日本を旅だった岩倉使節団は、この象の鼻波止場から船に乗って出発したと ...
1911年に2号倉庫が完成し、1913年には1号倉庫も完成した。
海上貨物のコンテナ化が進むと次第に取り扱う量が減少し、1989年頃には廃止されるようになった。
その後横浜市が、放置されてあった赤レンガ倉庫を国から買い取り、2002年4月に商業・文化施設として新しくオープンした。
2013年には、オープンから通算来場者数が6000万人を突破するなど、赤レンガ倉庫は横浜の名所となった。
赤レンガ倉庫は、明治末期から大正初期に国の模範倉庫として建設されたレンガ造りの歴史的建造物です。創建当時から横浜港の物流拠点として活躍してきましたが、新港ふ頭が物流機能を他のふ頭に譲っていく中、赤レンガ倉庫も倉庫として利用されなくなり、地区のシンボルとして静かに佇んでいました。
横浜市では、『ハマの赤レンガ』と呼ばれ多くの市民に親しまれてきたこの赤レンガ倉庫を、貴重な歴史的資産として保存し、また市民の身近な賑わい施設として活用するため、平成4年3月に国から取得しました。
取得後、建物補強のための工事を行うとともに、活用の方法について検討を進めてきた結果、「港の賑わいと文化を創造する空間」を事業コンセプトとして、横浜らしい文化を創出し、市民が憩い・賑わう空間として位置付けた赤レンガ倉庫の活用計画がまとまりました。横浜市及び民間事業者(2号倉庫)は、その活用計画に基づき内部改修工事を実施し、2002年(平成14年)4月12日に新たに施設がオープンしました。引用 横浜市ホームページ http://www.city.yokohama.lg.jp/kowan/m-sight/akarenga/
赤レンガ倉庫の建物
赤レンガ倉庫では、定期的にイベントが行われている。
早朝に訪れたら、イベントの準備をしていた。
象の鼻パークから見た赤レンガ倉庫
秋に訪れた時の赤レンガ倉庫
左の建物が2号館で、右の建物が1号館
こちらが赤レンガ倉庫1号館
こちらは赤レンガ倉庫2号館
赤レンガ倉庫の桜
赤レンガ倉庫の大さん橋側の空き地では、桜が植えてある。
桜の開花時期には、多くの観光客が訪れる桜の名所。
桜の目の前には、横浜のみなとが広がる。
赤レンガ倉庫の夜景
横浜赤レンガ倉庫は、夜になると建物が美しくライトアップされ、多くのカップルが夜景を見に訪れる。
ライトアップされた2号館
左が2号館で、右が1号館。
奥からは、横浜の港や大さん橋、横浜ベイブリッジが見える。
横浜赤レンガ倉庫2号館
ついでに帰る途中で撮った「横浜開港記念館」も
アクセスデータ
住所
交通 みなとみらい線「日本大通り駅」または「馬車路駅」から徒歩6分、JR根岸線「桜木町駅」または「関内駅」から徒歩15分
駐車場 有料駐車場有り
営業時間 1号館 10:00~19:00、2号館 11:00~20:00
公式サイト https://www.yokohama-akarenga.jp/
横浜赤レンガ倉庫には、無料の駐輪場がある。八王子や埼玉といった県外からのナンバーもチラホラあった。