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物価高では現金・預金で価値が失われる?インフレでの資産運用

投稿日:2024年6月10日 更新日:

岸田さんが総理になってから円安が止まりません。

政府は収入が上がったと言ってますが、こういうのは実質で見ないと意味がなく、実質で見た場合の賃金は25か月連続のマイナスです。

 

また、今は世界的なインフレが日本にも影響し、物価の上昇が毎月のように起きてます。

今の日本を象徴するように、空腹で万引きする日本人が連日のようにニュースになってるのも恐ろしいです。

 

今のように物価の上昇が続く時代では、資産を現金、預金で保有してると価値が時間とともに下がっていきます。

日本は長年デフレだったので現金や預金で保有してもそれほど影響はありませんでしたが、物価高が続くこれからはそうはいきません。

何もしなければインフレで資産を失う

日本よりインフレが高い他の国では、現金を宝石や金属に換えてインフレに備えるということが当たり前のように行われています。

そうしないとインフレでどんどん実質価値が下がって買えるものが買えなくなるからです。

 

運用というと富裕層をイメージする人は多いですが、たとえ100万円でも3%のインフレで20年後には約半分(54万)の価値になってしまいます。

政府が目標にしてる2%のインフレでも20年で2/3の価値になってしまいます。

運用や投資というと難しく感じるかもしれませんが、物価高に備えて現金預金以外で保有するだけです。

 

これからインフレが続くのであれば、今からでも遅くはない(しない方がまずい)ですし、投資信託を使った長期・分散・積立ならリスクも抑えられます。

少額でも早いうちから積立てていけば、老後2000万円は恐れる必要はありません。

今はNISAやiDeCoもあるので、これらの制度を活用してもいいと思います。

反対に近いうち使う予定のある現金は投資に使ってはいけませんね。

 

投資初心者には投資信託とETF

老後の資産形成におすすめなのが、投資信託やETFです。

投資信託とETFは、複数の資産に分散投資をしてるので、個別の株のように倒産がありません。

投資信託は、投資家から集めた資金をファンドマネージャー(投資の専門家)が株式や債券、金融商品などに投資、運用します。

投資信託は、売買や保有によって手数料が発生しますが、最近は販売手数料無料のものも増えており、また、保有の際にかかる手数料も割安化しています。

また、定額積立が可能で金額を指定して解約もできます。

投資信託の投資対象は様々で、日本株、欧米株、海外債券、全世界株式などがあります。

また、日経平均株価やS&P500といった指数に連動した成果を目指すインデックス型と市場平均を上回る運用を目指すアクティブ型があります。

 

ETFは、証券取引所に上場する投資信託をいいます。

ETFは、投資信託よりも手数料が安いので人気ですが、最近は投資信託もかなり手数料が安くなっています。

投資信託は毎日公表される基準価額をもとに取引しますが、ETFは常に価格が変動します。

 

老後が不安におすすめなのはiDeCoとNISA

iDeCoは、国民年金や厚生年金に上乗せして給付を受けられる確定拠出年金の個人型です。

投資対象は定期預金や投資信託などですが、運用する商品と掛け金は自分で選択します(上限あり)。

 

NISAは、2024年に新しくなり、投資枠が拡大されました。

以前は一般NISAとつみたてNISAの選択制でしたが、今は上限はありますがどちらも利用できます。

つみたてNISAはの商品は、金融庁が認めた投資信託からなので、長期の積立投資に向いてます。

 

通常の株式や積立投資では、利益が出ても売却した時に20.315%の税金がかかります。

100万円の利益であれば、約20万円が税金で引かれるということです。

その点iDeCoとNISAであれば、税制優遇があります。

iDeCoであれば、掛け金、運用益、受取時に税制優遇があります。

一方のNISAは、運用益だけ非課税ですが、売却すれば翌年に非課税枠の再利用ができます。

 

世界のインフレに対応する

日本人が保有する資産の半数以上は現金預金といわれてますが、これではインフレに対処できません。

 

今は世界的なインフレですが、このインフレに対処するのにおすすめの一つが投資信託です。

投資信託は現在、6千以上の商品があるといわれており、この中から自分に合った商品が選べます。

 

ポイントとしては、特定の国や新興国に集中したタイプでなく、先進国株式やオールカントリーに投資するタイプが向いてます。

海外市場に分散投資するタイプには、為替ヘッジに対応したものとそうでないものとがありますが、為替ヘッジに対応してると少し信託報酬が高くなります。

それと、投資信託は繰り上げ償還されることもあるので、長期投資のためにもある程度人気の商品を選ぶことです。

 

投資信託選びで役立つのが目論見書ですが、最低でも以下のものは確認してから購入するのがいいと思います。

・投資対象(地域、資産)

・投資リスクについて

・運用方法(インデックス・アクティブ、追加型、為替ヘッジ、信託期間など)

・費用(購入時、保有時、換金時)

 

インフレに強いというと他には不動産や金があります。

金は昔からリスクヘッジ資産として知られ、コロナ以降の数年で倍になっています。

 

円安に対処したい

今の日本では外国製品は当たり前なので、円安も円高も私たちの生活に影響を与えます。

死ぬまで日本で生活するといっても、資産を円だけで保有してればリスクはあります。

外貨預金であれば、外国の通貨で預金することができます。また、外貨預金の金利は定期預金なら1%を超えるものも多く、ほとんど意味のない日本の預金よりも魅力的です。

アメリカの政策金利は日本でも話題になりますが、外貨預金はユーロ、ポンド、豪ドル、南アフリカランド等もあります。

 

為替差益狙いであれば、FXでもいいかもしれません。

FXは預けた金額の何倍もの取引ができますが、それだけリスクも高くなります。

 

家計の見直しで無理なく節約

リスクなくできる節約術は家計の見直し、住宅ローンの見直しです。

2年くらい前にスマホを格安スマホにしたら、1万円から2000円になったので二台持ちになりました。その後、1台は月1200円の格安プランにして英語、資格の勉強用として使ってます。

他にも毎月定額サービス(サブスクリプション)を見直したら月1万円以上節約できました。

また、生命保険や損害保険を見直すことで支出を抑えられることも多いです。

 

物価高に対処するために買い物を控えたり、おかずを一品減らす人がいますが、あまり効果的とはいえません。

年収が増えると税金や社会保険料も増えるように、年収が高い人ほど節税対策をした方が効果的なことが多いです。

 

住宅ローンの見直しは、少しの金利差でも借り入れが多いほど何百万円もの節約になります。

今は低金利時代にもかかわらず、0.3%違うだけで毎月5千円安くなります(5000万円を10年後に1%→0.7%)。

 

これから固定金利になると思う人は、高くなりますが変動金利を固定金利に借り換えれば将来のリスクを固定できます。

変動金利で借りた場合は、金利が上昇しても5年間は返済額が変わりませんが、返済の割合は利息が増えて返済した元金は少なくなってます。ただ、最近は固定金利も上がってしまいました。

 

おわりに

最近の政治家がやってることはやばいですね。

最近の自民党がやったことといえば、増税と社会保険料増額、自分たちが裏金で捕まらないための法律を作っただけです。

こんな状況だと運用以上に政治に興味持って投票行った方がいいかもしれません。

 

そういえば、少し前に母に積立投資をしたいと言われたので、旧NISAの時に毎月数万円で設定しましたが、最近の株高でそこそこ殖えたようで、くずしながら旅行を楽しんでるようです。

積立投資は、少額でも毎月コツコツやればそれなりの額になるので、利益抜きにしても無理なくお金が貯めやすいです。

私も以前はバイクや自動車の維持費・購入費を積立投資でコツコツ貯めてました。ネット証券だと商品が豊富にあるので、目的ごとに金融商品を分けたりもしてました。

少し前にも百万円の自転車に興味がわいて投資信託で積立を始めましたが、これは途中で資格予備校の受講料に使ってしまいました。

前のNISAは額が少なく、期間も短かくて使いずらかったですが、新しくなって少し利用しやすくなりました。

 

今は長生きがリスクといわれるようになったので、早いうちから運用について学んでおくと後が楽です。

  • この記事を書いた人

侍従川

横浜で不動産仲介業とァイナンシャルプランナーをしています。

住宅ローンが老後に与える影響は大きいです。

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不動産だけでなく、ライフプランの相談にも対応してます。

担当:不動産、ライフスタイル、投資、雑用

追加:写真、資格、名所めぐり

資格:宅建士、管業、簿記1級、1級FP技能士、貸金、社労士、高所作業車

有酸素運動で脳を活性化させて予備試験に挑戦してます。

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