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これから投資をする人はネット証券がおすすめ

投稿日:2016年8月20日 更新日:

日本人は、今まで投資が苦手といわれ、貯金好きの保険好きといわれてきました。

しかし、ここ数年でNISAやiDeCo(確定拠出年金個人型)といった政府の取り組みによって、投資する環境が整備されてきました。

今の政府は明らかに貯金から投資に向けた政策を採っているので、この流れに乗ってみるのも一つの手かと思います。

 

iDeCoでは半数以上がいまだに預貯金で運用してるように、日本人の価値観では投資は損するものと思われているようです。

しかし、預貯金や保険では老後に向けた資産形成には不向きです。理由はリターンが期待できず、戻り率も低過ぎるからです。

それと、せっかくリスクを取っても大きなコストがかかればリターンが限定されます。

投資でかかるコストは、税金だけではないので、コストに意識を向けることは大事です。

投資に必勝法はないので資金は余裕資金で

投資を始めるにあたって重要なのは、投資用の資金は生活資金を使わないようにして、あくまでも自己責任で行うということです。

生活資金や近いうちに必要となる資金(子供の入学金等)を投資に回してしまうと、生活が厳しくなったり、子供が進学できなくなるリスクがあります。

また、投資で損をしたためにお金を借りた結果、借金漬けになっては元も子もありません。

 

当社には不動産仲介とファイナンシャルプランの相談が持ち込まれますが、中でもよくある質問の一つに「値上がりする株は何?どれ?」といったものがあります。

値上がりする株が事前に分かったら誰も苦労はしないので、残念ながらそれは誰にも分かりません。

ファイナンシャルプランナーによって雑誌等でおすすめとか値上がりするといった情報が取り上げられるのを見ますが、それはあくまでもその人の予想に過ぎず、当たらなかったとしても、それを信じたあなたの自己責任で終わりです。

それに、ファイナンシャルプランナーが個別銘柄を提案してしまうと違法行為になってしまいます。

 

以上のことから、投資には必勝法がないということを理解する必要があります。

ただし、世の中にはリスクを抑える方法があったり、資産運用を効率的に進める制度や方法は存在します。

 

投資ではコストが重要だからネット証券がおすすめ

投資をする前に気を付けておきたいことは、投資をするにはコストがかかるということです。

株式を購入する場合は手数料が必要ですし、投資信託を購入する場合は手数料に加えて毎年コスト(信託報酬)がかかります。

以上のことから購入した時点では必ず損をすることになります。

 

毎年5%の収入を得ても、コストが毎年3%かかれば、実質的には2%程度のリターンということになります。

投資信託の中には購入時の手数料がかからないものもありますが、購入時の手数料だけ見て信託報酬に目を向けないと思わぬ落とし穴に引っかかることもあります。

実際、購入時の手数料がかからなくても信託報酬が高い商品はあります。

投資信託では、ドルコスト平均法といった積み立て投資をしている人が多いですが、積み立て投資では長期投資が基本になりますから、購入時の手数料よりも信託報酬の方がリターンに影響することになります。

 

投資をするためには、証券会社に口座を開設することが必要になります。

証券会社にもいろいろありますが、おすすめしたいのがネット証券です。

ネット証券では営業や実店舗を必要としないので、低コストで業務を運営できることから、手数料が全体的に低めです。

 

ネット証券でも、2017年に対象者が拡大される確定拠出年金やNISAが利用できます。

ただし、確定拠出年金は年金として受け取りになるので、投資とは別にその人のライフスタイルやライフプランを考える必要もあります。

 

投資を通じて経済が活性化

投資をギャンブルと混同している人は多いです。

宝くじやパチンコ、競艇、競馬等は投資ではなくてギャンブルです。また、FXもギャンブルに近いです。

しかし、株式や投資信託はやり方次第で投資になります。

 

ポイントは、ゼロサムかプラスサムかという点です。

ゼロサムというのは、全ての合計が増えないため、奪い合いとなることです。

プラスサムとは、全て足したものが増えることを意味し、投資した資金が有効活用されることで、配当といった形で還元されます。

また、投資信託を購入する際の手数料は1~3%といわれますが、投資期間が長期になるほど1年あたりのコストが下がります。

世界はインフレですから、世界に投資すれば世界の成長を取り込むことができます。

金融商品の中には、1本保有するだけで世界の成長に連動するものもあります。

 

投資で長期保有がリターンを出しやすいのは、長く保有したほうが資産の合計がプラスになりやすいことと関係しています。

貯金と違って企業に資金を投資することで、企業はその資金を活用することができ、経済も活性化されます。

つまり、投資活動をすることは、日本経済に参加することでもあります。

 

投資商品には、株式、債券、不動産、投資信託、といったものがあります。

投資信託が初心者向きといわれるのは、投資信託自体が様々な資産や地域のもので運用されるので、分散投資が効くからです。

投資信託の中には一つの商品で世界全体に投資したのと似たような効果を得られるものもあります。

 

とはいえ、投資をするにあたっては、自分にできそうと思うものから始めてみるのが一番です。

当然、銀行で安全に預けるのもいいですが、それだと今までと変わりません。

 

リスクとリターンは比例する

投資の世界では、リスクとリターンの関係は比例するといわれています。

リスクが低い金融商品はリターンについても低くなり、反対にリスクが高い金融商品はリターンについても高くなるということです。

 

お客様から「ローリスクハイリターンの商品はありますか?」といった質問をされることがありますが、リスクとリターンが比例するという観点からいえば、そのような商品は原則ないということになります。

リターンを殖やすには、価格の変動(リスク)が必要になります。

投資では、価格の振れ幅や不確実のことをリスクといいますが、100円のものがリスク1%だったとしたら、101円から99円の間にしか変動しないのでリターンについても101円を超えようがありません。

 

このリスクとリターンの関係を知っていれば、少なくとも「ローリスクハイリターンの商品がありますよー」といった投資詐欺を回避することができます。

電話勧誘で「元本保証で高利回り」とか「絶対に儲かる」といわれたら、それは詐欺の可能性があります。

 

投資の専門家に支持されている投資方法にドルコスト平均法というものがあります。

ドル・コスト平均法は、リスクを抑える手法ですが、リターンも抑えられてしまいます。

ドル・コスト平均法も、リスクとリターンが比例する関係の例といえます。

 

資産運用を効率的に進めることが可能な制度

現在の日本では、資産運用を行うにあたって税金が優遇される制度があります。

投資では、コスト意識を持つことが大事といいましたが、税金はコストです。

 

NISAでは、一定額まではプラスの利益が発生しても非課税になります。

確定拠出年金の個人型や国民年金基金(自営業者)といった制度では、掛け金の拠出時と運用益と受け取り時の税金が優遇されています。

確定拠出年金や国民年金基金は、目的が老後資金に限定されていますが、老後資金を効率的に形成させることができます。

自分年金におすすめの確定拠出年金と国民年金基金

 

今回のまとめ

・長期積立投資ではコストが重要。手数料、維持費、税金はコスト。

・ネット証券はコストが安い。

・インデックス投信の中には、信託報酬が0.1%以下のものも多い。

・リスクとリターンは比例する。

・ローリスクハイリターンがあると勧誘されたら疑った方がいい。

・NISA、iDeCoは税金というコストが非課税。

  • この記事を書いた人

侍従川

横浜で不動産仲介業とァイナンシャルプランナーをしています。

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不動産だけでなく、ライフプランの相談にも対応してます。

担当:不動産、ライフスタイル、投資、雑用

追加:写真、資格、名所めぐり

資格:宅建士、管業、簿記1級、1級FP技能士、貸金、社労士、高所作業車

有酸素運動で脳を活性化させて予備試験に挑戦してます。

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