明けましておめでとうございます。2019年もよろしくお願いいたします。
2019年の正月三が日は、江の島と城ヶ島に行ってきました。
江の島へは初日の出を見に行き、2日は釣竿を持って横須賀へ、そして3日は三浦にある城ヶ島へ行ってきました。
写真は、SNSにも投稿しましたが、初日の出の写真です。
雲で隠れてなかなか日の出が拝めず、気を揉む場面もありましたが、なんとか見れました。
早朝にもかかわらず、たいへん多くの人が初日の出を見に来ていました。
江の島は、7時頃には既に人であふれていて、江島神社まで歩くだけで疲れました。
上の写真は2日に横須賀に行く途中に湘南国際村で撮ったものです。
湘南国際村は、天気が良ければ富士山が見えるのでお気に入りの富士山ビュースポットです。自転車半島宣言のマイルストーンがある場所からの眺めの方が海を見下ろす感じでいいです。
正月の3日間は、何か所か景勝地をまわってみましたが、中でも城ヶ島がよかったと感じました。
なので、今回は城ヶ島についての紹介をしたいと思います。
城ヶ島とは
城ヶ島は、神奈川県の三浦半島の一番南にある自然にできた島です。
三浦市に属しており、島の大きさは0.99㎢で、江の島よりも大きいです。
城ヶ島は古くから景勝地と知られ、北原白秋が愛した地でもあります。
1960年(昭和35年)に城ヶ島大橋が開通するまでは、渡し船で三崎と行き来していたそうです。
現在は、京浜急行の三崎口駅からバスも出ています。
城ヶ島公園の高台から見渡す海はとても素晴らしく、雄大です。
海浜植物や野鳥も生息する貴重な場所でもあり、特に八重咲水仙は見事です。
磯釣りの人気スポットでもあり、元日でも多くの人が釣りをしています。
車の場合は、横浜横須賀道路の衣笠インターまで行き、あとは三浦縦貫道路を使うか一般道路を使ってひたすら南下していきます。私はのんびりと一般道路で行きました。
ひたすら南下して「城ヶ島入口」を曲がれば城ヶ島に着きます。
※現在は料金所が撤去され、無料で城ヶ島に渡れるようになりました。
城ヶ島大橋を渡るには料金がかかります。料金は往復料金なので、行きに一度支払うだけです。普通自動車は150円でした。午前8時前、午後7時以降は料金がかからないようです。
大橋を渡った先が県立城ヶ島公園です。
城ヶ島の案内図です。公園から岩場に下りると、半分以上の人は釣り目的ではないかと思うほど多くの釣り人がいました。
城ヶ島公園の展望台
城ヶ島公園は、大橋の通行と駐車場で料金がかかりますが、公園は無料で入れます。
公園内はきれいに整備されています。たくさんのクロマツが植えてありますが、クロマツは三浦市の木に指定されています。
城ヶ島公園には水仙がたくさん植えてあります。見頃は1月中旬から2月中旬にかけてです。あと少しといったところです。
高台になって四方が海なので、広場からの眺めも美しいです。
城ヶ島は北原白秋の城ヶ島の雨で有名ですが、他にも多くの文化人が訪れています。
公園内には展望台が2か所あります。どちらの展望台も眺めがとても美しく、特に海の景色が迫力あって素晴らしいです。
海の向こうには伊豆半島の山々が見えます。展望台から大島も見えました。
剱崎と房総半島方面です。写真中央辺りに見える島が剱崎の辺りみたいです。
写真だと見えにくいのですが、岩場には多くの釣り人がいます。何か所かある階段を使って岩場に下りられます。
雲がかかってますが、展望台から富士山も見えました。
神奈川の景勝地はどうしても富士山が映る景色が中心になってしまいます。城ヶ島からも富士山は見えますが、それ以上に他の眺めが素晴らしいです。
奥の展望台から見えた城ヶ島大橋です。
公園奥に岩場に続く階段があったので下りてみました。
「安房崎と州の御前」についての解説です。この案内板は階段を下りた先の岩場に設置されています。
ゴツゴツとした岩場なので、足を挫きやすいです。段差もあるのでスニーカーじゃないと歩けません。
海の水はきれいでした。この寒いのにダイビングの準備をしている人もいます。
「流氷を見にダイビングする人もるくらいだから普通か」
先端にある灯台です。この付近にも釣り人がたくさんいましたが、絶景を見ながら釣りができるのはうらやましいです。
ここは初日の出スポットにもなってます。
釣りをしている人以外は、みんなスマホで写真を撮ってました。四方が海に囲まれた城ヶ島の景色は迫力があります。
ウミウ展望台
ウミウは三浦市の鳥に指定されてます。
毎年10月から翌年の5月頃にかけて、約3000羽のウミウが城ヶ島で越冬するといわれています。
城ヶ島は、国内有数のウミウの生息地であり、ウミウは県の天然記念物にも指定されています。
ウミウ展望台へは、駐車場から城ヶ島大橋に戻ったすぐの場所から入れます。写真のウミウの像がある場所が入口です。
ちなみに馬の背洞門もこの先にあるので、一緒に見るのがいいと思います。
途中、岐れ道みたいになっていますが、整備された道を進んで行きます。整備されてない方は畑があるだけでした。
200mほど歩くと左手にあるのがウミウ展望台です。
展望台と書いてあったので、最初は施設のようなものを想像してました。これがウミウ見晴台と分からず、城ヶ島をぐるっと一周した後にまた来てしまいました。
城ヶ島は三浦半島八景の一つなので、展望台の手前に三浦半島八景の看板があります。有名な秋谷の立石が入ってないのは意外です。
展望台からの眺めが迫力があって絶景です。海が反射してキラキラしてました。
城ヶ島の崖には、何千ものウミウが飛来します。確かに空を見上げるとウミウが飛んでました。
個人的にはここからの眺めが一番美しいと感じました。
ウミウ展望台を見た後、馬の背同門に向かいました。
途中に脇道があったので行ってみましたが、岩場に出ました。
道を間違えたようなので来た道を戻ろうとすると、岩場に人工的に開けられたような四角い穴を見つけました。
覗いてみると、人一人やっと入れるほどの穴が続いていましたが、奥は4畳ほどのスペースがあっただけで、行き止まりでした。
とても気になりますが、防空壕か何かでしょうか。
馬の背洞門
ウミウ展望台からさらに200mほど進んで行くと、階段の下にあるのが「馬の背洞門」です。
馬の背洞門は、長い年月をかけて海の波や風雨によって浸食された海蝕洞穴です。
周りには、崩壊、落石の可能性があるため近づかないようにとの注意書きがありました。昔は上を歩くこともできたそうですが、今は通行できなくなってます。
馬の背洞門の前を振り返ると、富士山が見えました。時間が経って雲が少なくなってました。
この付近の潮だまりにはカニやヤドカリの姿を見ることができます。
岩場の段差を上り下りして疲れが出てきましたが、馬の背洞門から岩場を通って城ヶ島灯台に向かいました。
城ヶ島灯台
馬の背洞門から、城ヶ島の岩場を抜けて城ヶ島灯台へ向かいます。
馬の背洞門から10分以上歩いてようやく灯台に到着しました。
灯台付近は障害物が多く、推しているほど眺めはよくなかったです。
灯台の近くにあった海への祈りの像
高台なので城ヶ島を見渡せます。奥に城ヶ島大橋も見えました。
城ヶ島を歩いていると、そこかしこにネコがいます。
公園内にも商店街にも灯台付近でもネコを見かけましたが、人に慣れてるのか近寄っても逃げようとしませんでした。
むかし遊んだゲームに、「トロと休日」という人間になりたいネコに言葉を教えるゲームがありましたが、城ヶ島はそのゲームの舞台なんですよね。
城ヶ島大橋と北原白秋
城ヶ島灯台を見た後、少し島内をまわってみました。
どこかで見たような懐かしさを感じさせるロータリーです。観光客が減少しているかシャッターが閉まっているお店も多いです。意外と住宅も建っていて、中には新しめの家もありました。
駐車場に戻る途中、白秋碑苑と案内があったので脇の道を進んでみました。
横道を進んで行くと北原白秋記念館があります。休館日は月曜日です。
白秋記念館は城ヶ島大橋の下に建っています。城ヶ島の紹介でよく見る写真はここから撮ったものです。
北原白秋記念碑
白秋記念館の前から見える富士山です。
白秋記念館に来るのは、今度で4回目ですが1回しか開いているのを見たことがありません。
今は年末年始なので休館してるようです。
開館時間は10時~16時、見学は無料です。
県立城ヶ島公園へのアクセスと駐車場
所在地 | 神奈川県三浦市三崎町城ヶ島 |
交通 | 京浜線三崎口駅からバス30分 |
平成28年7月からワンデーパス制が導入されたようです。普通自動車は450円を支払えば、城ヶ島にある6つの駐車場を1日何度でも利用できます。
終わりに
城ヶ島はアクセスが悪いですが、城ヶ島公園からは絶景が堪能できます。
「城ヶ島と大橋」としてかながわの景勝50選にも選ばれていますが、50選の中でも城ヶ島は上位に入るのではないかと思うほど良かったです。
馬の背洞門を見るのが目的でしたが、「城ヶ島展望台」と「ウミウ展望台」からの眺めも迫力満点で素晴らしかったです。
城ヶ島は、釣りスポットとしても知られています。
アクセスはよくないですが、時間をかけて行くだけの価値はあります。
城ヶ島は、釣りにも観光にもおすすめの場所でした。