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横浜市鶴見にある曹洞宗の大本山「總持寺」

投稿日:2018年11月12日 更新日:

横浜市鶴見区にある曹洞宗の寺院「總持寺」がパワースポットという噂を聞いたので行ってきました。

 

お客さんに鶴見区のイメージを聞くと、治安が悪い、便利そうといった答えが返ってきます。

横浜市で最も北に位置している為、東京にアクセスしやすいことから人気のエリアとなっています。

川崎駅も横浜駅も近いので、通勤する人はもちろんのこと、買い物にも便利です。

 

そんな鶴見の中心に約50万㎡の敷地の広さを持つのが總持寺です。禅でも知られています。

總持寺は、曹洞宗の大本山という格付けを持つ由緒ある寺院ですが、元々は能登(石川県)にあった寺院が明治に移転したものです。

總持寺の歴史

總持寺の正式な名称は、「諸嶽山總持寺(しょがくさんそうじじ)」です。

總持寺は曹洞宗の大本山なので、全国から僧侶になるために多くの修行僧が集まります。

總持寺は、パワースポットでもあるため、毎日たくさんの人も訪れ賑わっています。

 

總持寺は、能登の国(現在の石川県)にあった真言律宗の教院「諸嶽観音堂」を鎌倉時代(1321年)の僧瑩山(けいざん)禅師が「諸嶽山總持寺」に改名したのが始まりだそうです。

1322年に後醍醐天皇の仰せによって曹洞宗の大本山となりました。

曹洞宗では、福井県にある永平寺と總持寺の2か所が大本山の格式をもっています。

 

1898年(明治31年)に總持寺は火災にあい、火事は全山に拡がって伽藍の多くが焼失してしまいました。

1911年(明治44年)に石川県から横浜市鶴見区にある現在の場所に移転し、現在では座禅に一般参加できる寺院として親しまれています。

1911年に移ってきたため、他の寺院と比べても比較的建築物は新しめですが、大正時代から昭和に渡って建設された建物のうち16件は登録有形文化財に指定されています。

 

總持寺の建物

總持寺の境内は広く、他の由緒ある寺院と比べても建物の数が多いです。

鶴見の中心にあるのに、駅前や国道1号線や15号線の喧騒とは無縁です。

石原裕次郎のお墓があることでも知られています。

 

總持寺の三門は、鉄筋コンクリート造りでは日本一を誇るります。門の左右には金剛力士像が立っています。

 

總持寺の三門の南側の階段を上ったところにある「總持寺大梵鐘」です。

この大梵鐘は、関東一の大きさを誇るそうで、1995年に横浜市の指定文化財になっています。

 

總持寺の守護神は三寶荒神、三寶殿に祀られているそうです。

ここでは、交通安全、商売繁盛、縁結び、合格祈願、身体健全などの祈祷が行われます。

總持寺三世太源宗真禅師(普蔵院開基)の成徳道風を敬慕した難陀竜王が禅師の血脈(禅師の法戒)を授けられた。そのお礼に荒神を奉納したと伝えられます。
禅師は、これを受けて当本山の鎮護の神として、永久に仏・法・僧の三宝を守護する三寶大荒神として祀られたことに由来します。

 

大梵鐘の近くに「平成救世観音像」と「祈りの鐘」がるとあったので行ってみました。

観音像は平成二十年、文化勲章受章者・北村西望翁(1884~1987)の観音像を原型にして建立され、東日本大震災の三回忌に命名されました。

祈りの鐘も、大震災の七回忌に際して造られました。祈りの鐘は自由に鳴らすことができます。

平成救世観音像

 

移転百年を記念して植えられた樹です。

 

總持寺の仏殿は、大雄宝殿(だいゆうほうでん)とも呼ばれます。

本尊の釈迦如来像が祀られています。

如来は、死の恐怖、病気、四苦八苦など様々な衆生の悩みや苦しみを救済するため、その具体的な請願によって出現される仏です。尊像は、右手を施無畏印、左手は与願印の印相をしております。
この印相は、人々の不安をとり除き、あらゆる願いをかなえてくれる大慈悲の心を表現しています。

 

「放光堂」

明治44年(1911)11月5日、總持寺が能登から移転されて、最初に法要が厳修された記念すべき建物です。
この堂宇は安政年間に山形・鶴岡の総穏寺本堂として建立されましたが、總持寺移転に際して特別に献納された由緒があり、当時は、大祖堂として中心的な役割を果たしました。
現在は全国檀信徒の永代供養のご位牌を祀り、日夜回向しています。

 

「大祖堂」には、本山の開祖である瑩山、曹洞宗の開祖である道元をはじめとした歴代の禅師が祀られています。

大祖堂は、一般的にいわれる開山堂と法堂を兼ねた本堂客殿です。千畳敷の内中外陣と、982坪の地下室を有し、瓦葺形の銅版屋根は53トンに及びます。貫首禅師演法の大道場たるのみならず、諸種法要修行の場とされます。

この殿堂の内陣の奥には「伝灯院」として、高祖大師・太祖大師・二祖国師・五院開基の尊像及び独住禅師のご真牌が奉安されています。

 

こんな長い廊下は初めて見ました。

 

総受付となっている「香積台」では、拝観・墓地・法要・参拝等の受付を行っています。

正面には、独住第三世・西有穆山禅師が揮毫された「香積台」の扁額が掛かっています。

日本一大きい木彫りの大黒も安置してあります。

 

三門右手にある「三松閣」は、地上四階、地下二階、9400平方メートルの広さがあるそうです。

 

 

境内には、仏像もたくさん安置されてます。

 

總持寺アクセスデータ

所在地 神奈川県横浜市鶴見区鶴見2丁目1−1
交通 JR線「鶴見駅」から徒歩7分、京浜急行線「京急鶴見駅」から徒歩10分

 

 

曹洞宗大本山總持寺HP http://www.sojiji.jp

 

總持寺は敷地が広いので、広い駐車場があります。

駐車場は、JR鶴見駅の西口側から入った先にあります。

敷地は約50万㎡とかなり広く、曹洞宗系の鶴見大学もあります。

 

總持寺のまとめ

・鶴見区の總持寺は、曹洞宗の大本山という格式ある寺院。

・總持寺は、瑩山紹瑾禅師が能登石川県で700年前に開いたのが始まり。

・火災がきっかけで、1911年に石川県から横浜市に移転してきた。

・開かれた禅寺として、一般の人も座禅に参加することができる。




  • この記事を書いた人

侍従川

横浜で不動産仲介業ファイナンシャルプランナーをしています。

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