横須賀市の田浦には、2000本の梅の木を誇る梅林があります。
梅林の規模は三浦半島最大といわれ、横須賀市内はもちろん、東京や横浜からも毎年数万人の観光客が訪れる観光スポットになっています。
毎年2月中旬から3月中旬頃まで「梅林まつり」が開催されており、周辺ではたこづくりやたこあげも行われています。
また、12月~2月までスイセンが咲き、5月頃にはつつじが楽しめます。
田浦梅の里 田浦梅林
「田浦梅の里」は、JR横須賀線「田浦駅」から徒歩25分の場所にあります。
梅の見頃は、2月下旬から3月上旬頃です。
もともとは、昭和9年に皇太子明仁親王殿下のご生誕を祝って梅の木を植樹したのが始まりだそうです。
その後、今の広場のほうに約2000本の梅が整備されました。
旧田浦梅林について
旧田浦梅林は、昭和九年皇太子明仁親王殿下の御生誕を長く壽ぎ奉る為、大六天宮の鎮座まします六十アール(六反歩)の山林に田浦梅林組合員三十六名が一致協力して梅の幼樹、中樹併せて七百本を記念植樹したものです。
現在は、田浦梅の里として横須賀市が管理しています。
「田浦梅の里」は、旧田浦梅林を含めて三浦半島最大の梅林で、約2000本の梅が咲きます。青軸、白加賀、養老の紅梅などが咲き誇る梅の名所。シーズン中には、市内はもちろん、東京や千葉、横浜方面から数万人の観光客が訪れる観光スポットになっています。この梅の実を原料とした「梅わいん」等は、横須賀の名品として好評で、田浦管内の酒販売店で販売されています。梅の咲く2月~3月、梅の里周辺で、たこづくり、親子でたこあげや俳句会などを中心とした「田浦梅林まつり」が行われます。また、12~3月にはスイセンの花も楽しめます。
引用 たうら観光マップ
大六天神
旧田浦梅林の山頂から階段で少し下った樫の大樹の下には、鎌倉時代に村人たちが海の幸、山の幸を願ったのが始まりといわれている大六天神の祠があります。
大六天神の近くには、「田浦梅林発祥の地」の石碑があります。
石の祠に大六天神を祀って五穀豊穣を祈るなど、火難、水難、病難の守り神として村人から信仰されていたそうです。
田浦梅林
JR田浦駅から電柱の案内通りに進んで行くと、田浦梅の里の入口に着きます。
入口を入ると300段の階段があり、階段を上ると旧田浦梅林に着きます。
毎年2月中旬から3月中旬に田浦梅林まつりが開催されます。
田浦梅の里案内図
この階段を上った先に旧田浦梅林があるのですが、この階段が結構きつかったです。
例年は3月上旬になると花も散り始めますが、寒い年は3月10日頃に見頃を迎えることもあるようです。
2月中旬に訪れたら3分咲きくらいでした。
田浦梅の里
旧田浦梅林よりさらに山頂へ上って行くと、新しく整備された方の梅林があります。
一度、梅まつり初日に訪れましたが、その時は1分咲き以下でした。
田浦梅林の梅は、早咲きの種類が少ないようなので、個人的には2月末以降3月初めあたりがおすすめです。
田浦梅の里は、白梅が8割近くで、ピンク色の梅は1割くらいでした。紅色のものや枝垂れ梅は数えるほどしかなかったです。
それにしても、2000本の梅は迫力があります。梅まつりの終わりが近づくと花が散り始めますが、それはそれで風情があります。
ここからは3月上旬に行ったときの様子です。
少し蕾状態の部分がある方が花も若々しく見えます。
山頂付近と芝生広場には、ピンク色の梅の木が集中してました。
12月~2月頃は、辺り一面の水仙が見れます。
芝生広場
田浦梅の里の山頂に上ると、広めの広場があります。
他にもアスレチック広場やキャンプ場、展望台などがあります。
山頂は127mの高さのため、東京湾や房総半島が一望できます。
長浦湾に停泊してる軍船を見ることができ、横浜のランドマークタワーも見えました。
梅は近くで撮った方が映えますね。近くによると梅の香りが匂ってきます。
見事な梅です。夕暮れ時や花火大会も、山頂から見ると素晴らしいそうです。
芝生広場の奥には展望台があるので登ってみました。
展望台からは、長浦や横須賀の海が見渡せます。
ここまでに500段くらいの階段を上った気がします。空気が澄んでれば、遠くまで一望できます。
田浦梅の里へのアクセス
所在地 神奈川県横須賀市田浦泉町92
アクセス JR横須賀線「田浦駅」から徒歩25分、京浜急行線「京急田浦駅」から徒歩40分
田浦梅の里まとめ
・三浦半島最大の梅林で約2000本の梅を楽しめる。
・梅林まつりは、例年2月中旬から3月中旬ごろまで行われる。
・梅の見頃は、2月下旬から3月上旬頃。
・山頂には、大きな広場やアスレチック、展望台がある。
実際に展望台に上って眺望を体験してみてください。