清水ヶ丘公園のゆずの木

地域情報

清水ヶ丘公園の見晴らし台と2つのトンネル(大原隧道・東隧道)

投稿日:2020年6月23日 更新日:

清水ヶ丘公園は、横浜市南区の高台にある公園です。

体育館やプールがあるので、スポーツも楽しめることができ、見晴らし台からは街を一望することができます。

見晴らし台にある樹は、ミュージシャンのゆずのジャケットなどに出てくることから、ファンが訪れることもあるようです。

 

公園の下には、歴史的建造物の大原隧道が通っています。

大原隧道の北側にある東隧道は、大原隧道と同時期に造られ、現在も保土ヶ谷駅とをつなぐ重要なトンネルとして利用されています。

大原隧道と東隧道は、同時期に水道管敷設を目的に作られ、歴史的な建造物として認定されています。

 

清水ヶ丘公園

清水ヶ丘公園はその名の通り、横浜市南区の清水が丘にある公園です。

坂を上った丘陵地にあるので見晴らしがよく、体育館や運動場などのスポーツ施設も充実しています。

桜、あじさい、コスモス、ユリといった花も見れます。

 

横浜国立大学のあった場所が整備され、昭和天皇在位60年記念公園の一つとして1983年に部分開園されました。

 

見晴らしの丘のエノキは、公園のシンボルとなっています。

この木はミュージシャンのゆずのプロモーションビデオに登場したことから、ファンからはゆずの木と呼ばれて親しまれています。

 

公園の下には大原隧道があり、大原隧道から保土ヶ谷駅方面に500~600m離れたところに東隧道があります。

大原隧道と東隧道は、水道施設および生活道路として昭和初期に建設されました。

また、2つのトンネルは、横浜市認定歴史的建造物および土木学会選奨土木遺産に認定されています。

 

清水ヶ丘公園の施設

清水ヶ丘公園は、運動広場、プール、テニスコート、体育館といったスポーツ施設が充実しています。

いろいろな広場の他に子供向けの遊具もあるので、スポーツ目的の人だけでなく、子供と一緒に家族も楽しめます。

公園の案内板を見ると、公園の中央を道路が走ってるように見えますが、公園の下に高速道路が走っていて、北側から南側へは陸橋でも渡れます。

 

清水ヶ丘公園の体育館は、午前9時から午後9時まで開館しています。利用料を支払って貸し切り利用できます。

第一月曜日(祝日は翌日)および12月29日から1月3日は休館しています。

 

 

テニスコートは六面

 

遊具がある子供の遊び場もあります。

 

広場も充実してます。

 

清水ヶ丘公園プール

清水ヶ丘公園のプールは室内です。

プールの開館時間

9月~6月 午前10時~午後7時

7月~8月 午前9時~午後8時

休館日は、第一月曜日(祝日は翌日)および年末年始

利用料金は、1時間券(大人300円、子供100円)と1日券(大人500円、子供200円)

子供は小学生以下

 

 

少年・少女向けの多目的広場

 

公園を回ってみて、やはりスポーツ施設が充実している公園だなと感じます。

 

見晴らし台

清水ヶ丘公園の南にあるのが見晴らし台です。

見晴らし台といっても、建造物があるわけではありませんが、雰囲気のある階段があるので上ってみます。

 

フォークミュージシャンのゆずのPVで使われたので、ファンの間でゆずの木と呼ばれています。

 

見晴らし台というだけあって眺めが良く、町を一望できます。

イスに座って読書したり、草むらで寝たりすることもできます。

 

清水ヶ丘公園へのアクセス

所在地 〒232-0007 神奈川県横浜市南区清水ケ丘87−2
交通 京急線「井土ヶ谷駅」または「南太田駅」から徒歩15分、JR線「保土ヶ谷駅」から徒歩20分

 

 

清水ヶ丘公園駐車場の料金(第一、第二同じ)

2時間300円、それ以降は20分毎に50円

24時間営業で年中無休

 

大原隧道

大原隧道は、清水ヶ丘公園の下を通っているトンネルで、公園内から出入りすることもできます。

このトンネルは昭和3年(1928)に関東大震災の復興事業の一環として、水道管を敷設するためのトンネルとして作られました。

延長254メートル、高さ3.62メートル、幅2.44メートルあり、現在も蒔田・磯子方面への水道管が埋設されています。

 

 

実際に歩いてみると天井が低いです。

公園の反対側は住宅地になってます。

このまま坂を下りていくと、京浜急行線に着きます。

 

東隧道

東隧道は、保土ヶ谷区岩井町にあるので、公園からは少し離れています。

東隧道も大原隧道と同じ目的で同じ頃に作られたので、二つは兄弟トンネルになります。

延長168.7m、高さ6.3m、幅5.7mあり、国道1号線と聖隷横浜病院や住宅地をつなぐトンネルとして、現在でも現役で使われています。

こちらのトンネルは普段から使ってますが、車だけでなく、徒歩や自転車の人も通ります。狭いトンネルですがバスも通ります。

 

横浜市認定歴史的建造物は、2020年の時点で96点ほどあります。東隧道も大原隧道と共に認定されています。

 

大原隧道も東隧道も土木学会選奨土木遺産に選定されています。

 

おわり

車を停めて公園を歩いてみましたが、緊急事態宣言が解除されたばかりの平日とあって空いてました。

坂を上らなければならないので意外と穴場の公園なのかもしれません。

 

また、公園内にはあじさいや桜なども見れるので、時季を改めて訪れたらまた楽しめそうです。

 

大原隧道と東隧道は、水道管と道路が併用してる珍しい道路です。

歴史的にも価値あるトンネルです。

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