不動産関連法

隣人との騒音トラブルは多く、事件に発展することもある

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不動産の隣人トラブルで多いものに騒音に関するものがあります。

騒音トラブルというと、マンションやアパート等の集合住宅で起こりやすい傾向にありますが、一戸建て住宅であっても建物が密集しやすい都市部では隣人トラブルの上位にあげられています。

 

日々の生活で音を出さないのは不可能に近いので、お互いさまという精神が大事ですが、なかなかそれが出来ずに隣人同士が喧嘩に発展するケースは日常的に起こっています。

 

話し合いや第三者のあっせんによっても解決しない場合は、法律を持ち出して解決することもあります。

法律や管理規約は騒音対策の予防のためといった側面もあります。

騒音トラブルがもとで起きた殺人事件

1974年の8月28日にピアノの騒音がもとで平塚市で殺人事件が起こっています。

この事件は、通称ピアノ騒音事件と呼ばれるもので、大濱という男がピアノの騒音にキレて上の階に住む母親と子供二人を殺害しました。

この殺人事件は、近隣騒音がもとで起こった殺人事件の第1号といわれています。

 

事件を起こした大濱は、普段から音に対して敏感に反応する人物で、上の階の住人に対して静かにするように何度も注意しに行ったといいます。

上の階に住む住人もわざわざ注意しに来る大濱に対してわざと音を出すようなこともあって普段からお互い仲が良くなかったそうです。

 

当時は、日本の高度成長期で、子供の教育のためにピアノを買い与えることがブームになっていました。

事件当日は、上の階に住む子供は夏休みだったので朝からピアノの練習を始めていました。

朝から眠りを妨げられた大濱は包丁を片手に上の階に住む住人宅に押し込み子供二人を殺した後、母親も殺害しました。

大濱はその後の裁判で死刑判決を言い渡され、現在も死刑囚として収監されています。

 

最近でも、迷惑おばさん、騒音おじさん・おばさんといった迷惑者がニュースに取り上げられてました。

決して騒音トラブルは他人事ではありません。

 

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賃貸では管理会社に相談

近隣との騒音トラブルについては、賃貸であっても持ち家であっても、その音が社会生活上我慢できない程度であるかどうかが問題となります。

客観的に見て一般的な受忍限度を超えるようなら問題として認められます。

 

もしも賃貸に住む人が隣の住人が発する騒音によって悩まされているのであれば、賃貸物件の管理会社に相談してみましょう。

下手に自分が注意するとお互いに感情になることもあるため、管理会社を挟んだ方がいいことも多いのです。

 

管理会社は、家主に変わって管理を任されていますから、家主よりも先に管理会社に相談したほうがいいでしょう。

住人から苦情が入ると、管理会社はかわりに注意をしてくれたり、共有部分に紙を張り出すなりして騒音について注意するよう喚起してくれます。

 

分譲マンションでは区分所有法や管理規約

分譲マンションでは、運営について区分所有法という法律によって決められています。

区分所有法は、正式には建物の区分所有等に関する法律といい、マンションの管理や使用についてのルールを決めています。

区分所有法では、建物の管理又は使用について共同の利益に反する行為をしてはなりません。

建物の区分所有等に関する法律

第六条 区分所有者は、建物の保存に有害な行為その他建物の管理又は使用に関し区分所有者の共同の利益に反する行為をしてはならない。

 

区分所有マンションでは、所有者が組合員の一員として参加する総会によって運営されています。

マンションの住人から苦情がある場合は、管理規約で騒音防止のためにピアノを禁止したり、ペットを禁止する等することも有効です。

 

それでも解決しない場合は、民事調停や裁判によって相手への対応を求めていくことが考えられます。

 

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裁判手続きは時間がかかる

近隣の騒音が受忍限度を超える場合は、裁判手続きによって音を引き下げることや、損害賠償の請求を求めることができます。

ただ、裁判手続きは判決まで時間がかかるので、話し合いや第三者による解決が可能ならそちらの方が望ましいことが多いです。

 

裁判の結果が出るまでは仮処分として結果が出るまで行為の差し止めを申し立てるといったこともできます。

 

終わりに

騒音がトラブル化するかは、普段からの相手との関係状態が大きく影響します。

普段から隣人との関係が良好であればトラブルになることはほとんどありませんが、付き合いがなかったり仲が悪かったりする場合は、マンションの管理人や管理組合、管理会社といった第三者に相談したほうがいいかもしれません。

自治会に相談して間に入ってもらうことも考えられます。

 

ピアノ騒音がもとで起きた殺人事件でも、普段からお互い仲が悪く、顔を合わせて喧嘩することも度々だったそうです。

 

近隣トラブルでは、法律の規定があっても最初からそのことを持ち出さないことが重要だったりします。

いきなり法律を持ち出すと相手が感情的になってしまうこともあります。

 

近隣トラブルは、お互いに話し合うことが基本なので、普段からお互いさまという心を持つことが思っているより大事です。

 




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