日本人は性善説に立つ人が多い、世界でも数少ない民族のようですが、それは誇れることかもしれません。
落とした財布が交番に届けられるなんてことは、外国では考えられないそうです。
ただ、最近は人の良い日本人を騙す詐欺が横行しており、今後ますます高齢者が増える日本の未来が心配です。最近捕まったベトナム人、中国人は日本に犯罪のために来たと言っていたくらいです。
確かに防犯については、日本人は甘いところがあります。
日本は外国と比べると凶悪事件が少ないですが、最近になって凶悪事件がたびたびニュースで取り上げられるようになり、防犯を気にする人も増えてきました。
泥棒に狙われるのは1階だけではない‼
アパートやマンションでは、1階は泥棒に狙われやすいといわれます。
しかし、1階ほどでないにしても2階も意外と狙われます。
アパートやマンションが隣の建物と隣接するような場合は、隣の建物から泥棒に入られるなんてこともあります。
2階くらいならそこまで高くないので敢えて2階を狙うなんて泥棒もいるという話を聞いたことがあります。
入居者も、2階なら大丈夫だろうと気が緩み、防犯が疎かになりやすいようです。
マンションで人気の部屋といえば、最上階が眺望の面で人気ですが、これはセキュリティの面からも人気のようです。
しかしながら最上階が隣の建物と隣接している場合は注意が必要かもしれません。
理由は、隣の建物と隣接してると、屋上から乗り移られることがよくあるからです。
不動産は用途地域であったり、前面道路等が原因で建物の容積率が同じことがるので、建物の高さも似たようになることがあります。
不動産では土地の利用を最大限活かすのが普通なので、特に商業地域などは周りの建物もマンションやビルになるのが一般的です。
また、屋上からだと最上階の部屋は一つ下がるだけなので、泥棒に入りやすくなります。
マンションの最上階でも、泥棒に狙われることがあるということです。
セキュリティで選ぶなら分譲マンション
強姦の数は、認知されているだけで平成26年で1250件ですが、強姦は泣き寝入りするケースも多く、実際はもっとあるといわれています。
女性は男性よりも背が低く腕力がないことから、強姦だけでなく窃盗や強盗にも狙われやすくなります。
賃貸マンションは所有者の賃貸収入のためですが、分譲マンションは所有者が原則的に住むためなので、分譲マンションの方が設備が優れています。
セキュリティについても賃貸向けのマンションより分譲タイプのマンションの方が優れています。
また、賃貸向けのマンションに管理人がいることはほぼありませんが、分譲タイプのマンションにはいることがあります(常駐の管理形態)。
最近は周りとの差別化のためか、アパートでもオートロックを取り入れているケースが増えましたが、基本的に設備面ではアパートは劣ります。
一棟もののアパートやマンションでは、オートロックがないことがありますが、分譲マンションの賃貸はオートロックがほとんどの物件でついてます。
賃貸だとどうしても設備面で劣りますが、自分でできる防犯対策はあります。
例えば、最近だとカメラも防犯に効果が期待できます。
あるとないのとでは防犯面でかなり違うので、安いものでも設置しておくと安心です。
女性は駅までの通学・通勤路にも気を付ける
部屋の契約の前に、駅から建物までの通路とか、学生さんなら学校からの通路の確認をしておくことは大事です。
駅から家までの道が、大通りや幹線道路といった人通りのある道を通る物件にすることが防犯対策になります。
私は競売の資料を見に行った合間に裁判を見たりしますが、先日見た裁判は強姦事件でした。そこで強姦は動機の一つに人混みがなかったことを挙げてました。
他にも、ズボンよりもスカートの方が痴漢にあいやすいので避ける、明るい道より暗い道の方が被害にあいやすい、遠回りでも明るい道を通る、といったことも安全対策に効果的です。
女性は、防犯ブザーを持ち歩くこともおすすめです。
中古物件の購入では鍵の交換は必須
中古の売買だとそのまま引き渡しなので、鍵の交換はされません。
賃貸の場合は一般的に入居前に鍵の交換が行われますので、カギの交換費用が契約時にかかります。
ちなみに賃貸借契約では、借主が勝手に鍵交換をすることはできないので、最初にカギ交換をするのが普通です。
田舎の大家さんの中には、カギ交換費用をとらないかわりに、カギも交換しないというケースもあるようですが、カギの交換はセキュリティの面で重要です。
最近は外国人による事件も増えてることから、セキュリティはしっかりしておいた方が安心です。
鍵のスペアキーについて
賃貸では、何かあったときのために貸主と借主と管理会社がそれぞれ1本ずつ持っているというケースがあります。
借主さんの中には、カギをなくして家に入れなくなったという人もたまにいて、そのようなときには管理会社が対応してくれることがあります。
鍵をなくした場合は、セキュリティの面からもその都度鍵交換が必要です。
鍵交換費用の相場
部屋を借りると、入居時に不動産会社から鍵の交換費用を請求されます。
請求されないケースもありますが、多くの賃貸借契約では、入居時に鍵交換費用を請求されます。
鍵の交換費用は、10,000円~20,000円程度が相場です。
ディンプルキーだともっと高くなることもあります。
鍵の交換については、シリンダー部分の交換になることが多いです。
田舎やボロボロの建物では鍵の交換をしないケースもあるようですが、セキュリティの面から費用がかかっても交換はしておいたほうがいいでしょう。
敷金、礼金がゼロの物件も珍しくなった今は、大家さんも借り手探しに必死です。
最近の賃貸物件では、鍵交換費用を抑えたり、鍵交換しても費用を取らないケースもありますが、現状はまだ少ないです。
今でも鍵の紛失やトラブルに備えて貸主と管理会社が鍵を預かるケースが多いです。
管理会社や貸主が鍵を預かるといっても、、無断で借主の部屋に入れば住居侵入の犯罪なので、不動産会社や貸主が借主の部屋に勝手に入ることはありません。
まとめ
・ビルが密集するエリアでは、2階や最上階も泥棒に狙われやすい
・売買でも賃貸でも鍵交換だけはしておいた方が安心
・セキュリティ面では、アパートより分譲マンションが優れている
・男性より女性・お年寄りの方が強盗・窃盗に狙われやすい
・鍵交換費用の相場は、10,000円~20,000円程度
・鍵の種類によって鍵交換費用が変わる
・鍵の紛失やトラブルに備えて、鍵は貸主や管理会社が保管していることが多い