横浜・八景島は、約20,000株のあじさいが咲く、県内屈指のあじさいスポットです。
あじさいの見頃はだいたい6月の中旬から下旬頃で、毎年あじさい祭やスタンプラリーが行われています。
2021年6月中旬、神奈川県はまん延防止等重点措置の対象地域となっており、昨年に引き続いて新型コロナウィルスに振り回されてます。八景島でも2021年の各イベントが中止されています。
水曜日の夕方頃に着いたのですが、島内はガラガラでした。
アトラクションが動いておらず、どうやら営業してないようでしたが、あじさいは見学できます。
横浜・八景島とは
八景島は、横浜市金沢区にある人工島で、島内には水族館やアトラクション、レストランなどのレジャー施設があります。
特に人気なのは日本最大級の規模を誇る水族館です。水族館が有名ですが、乗り物も人気です。
人気の「サーフコースター リヴァイアサン」
八景島には入場料がないので、水族館やアトラクションごとに料金を支払います。
八景島のあじさいやバラを見学するだけなら無料で済みます。
金沢八景に住んだことがありますし、八景島には何度も行ってるので、今回はあじさいだけ見学に行きました。
今回も鎌倉街道と国道16号線で行きました。16号の途中で国道357号線に出れば、あとは南下するだけです。
写真は阪東橋交差点
八景島はあじさいの名所
八景島では、ガクアジサイが18,000株、セイヨウアジサイが2,000株の合計20,000株のあじさいが栽培されてます。
神奈川であじさいというと長谷寺や明月院が有名ですが、数では八景島の方が多いです。
今の時季の長谷寺や明月院は混んでますが、八景島の方は空いていて穴場です。
あじさいが見頃となる6月には、あじさい祭が開催され、スタンプラリーも実施されます。
※新型コロナウィルスの影響で2021年は中止になりました。
八景島の案内図
あじさいの仲間は、アジアに50種類、南北アメリカに30種類あるといわれ、日本には10種類の自生種があるそうです。
ガクアジサイ
ガクアジサイはあじさいの原種といわれています。
落葉低木で、高さは2m前後ですが、4mに達するものもあります。葉は光沢ある広卵形で、6月頃に咲きます。
枝先の中央に小形の両性花が多数、その周りを装飾花が縁取ります。色は青、紫、淡紅、白があります。
房総半島、三浦半島、伊豆半島などの海岸に自生します。
ガクアジサイ
セイヨウアジサイ
日本のあじさいが18世紀末頃にヨーロッパへ持ち込まれ、品種改良されたものが日本に逆輸入されましたが、これがセイヨウアジサイです。
花の色は、土壌が酸性かアルカリ性かによって変化し、酸性では青、アルカリ性では赤色になります。また、土壌に含まれる肥料の窒素によっても変化します。
セイヨウアジサイ
ちょうど見頃の八景島のあじさい
八景島のあじさいの見頃は6月中旬から下旬頃までです。
シーサイドガーデンのあじさい
今回八景島を訪れたのは6月23日なので、あじさい坂の両脇はあじさいで満ちてます。
島内はあまり人がいなかったので、のんびりゆっくり見学できました。
カリフラワーみたいな見た目のあじさいもあります。
シークレットガーデンのピンクアナベル
ブルーガーデンのエンドレスサマー。以前訪れた時は爽やかな青色でしたが、今回はピンクでした。
きれいな夕陽を期待してもいたのですが、残念ながら雲で隠れてました。
カシワバスノーフレーク
道の両脇にあじさいが咲き誇る「あじさいの花道」
あじさいの滝のあじさい
八景島でしか見れない紫陽花「八景島ブルー」
八景島には、ここでしか見れないあじさい「八景ブルー」があります。
2013年に八景島20周年を記念して、あじさい祭りで公募し、八景島命名あじさいが誕生しました。
青い空と海の広がる八景島をイメージしたそうです。
種類はガクアジサイで、星の形をしています。
水色の八景ブルー(2021年6月)
2年前の方が濃い青色をしてます。
爽やかな青色の八景ブルー(2019年6月)
横浜八景島へのアクセス
所在地 | 横浜市金沢区八景島 |
アクセス | 金沢シーサイドライン「八景島駅」 |
有料の駐車場がありますが、いずれも島外です。
八景島の入口
おわりに
八景島は、無料なのに県内最大数のあじさいが見れます。
特に今年はあじさい祭が中止になったので、他のあじさいの名所と比べて人が少なく、のんびりと見学できます。
夕方に訪れれば、きれいな夕陽をバックにあじさいの写真が撮れるかもしれません。