2019年の5月3日から6月2日まで横浜ローズウィークというイベントの開催期間なので、「港の見える丘公園」のバラ園を見てきました。
先週は、山下公園と八景島のバラ園を観に行きましたが、今週は港の見える丘公園に行きました。
港の見える丘公園といえば、山下公園と並ぶ横浜を代表する公園の一つです。
バラを見るのであれば、個人的に最もおすすめの公園がこの港の見える丘公園です。
入口近くにも見ごたえ十分のバラの花壇があります。
港の見える丘公園
港の見える丘公園は、もともとは外国人居留地として使われていた場所です。
鎖国していた日本が幕末に開港した後、イギリス軍とフランス軍が駐屯しましたが、今もフランス山の名前が残っている公園です。
園内にはイギリス領事館だった洋館があり、1969年に横浜市が取得し、現在は一般公開もされています。
港の見える丘公園内には、大仏次郎記念館や神奈川近代文学館といった建物が建っており、バラ園や展望台も訪れる人に人気です。
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横浜のデートスポット「港の見える丘公園」からの眺め
「港の見える丘公園」は、横浜山手の小高い丘にある公園で、展望台からは横浜ベイブリッジを望むことができます。 この辺りは、元は幕末にイギリス軍やフランス軍が駐留した場所であり、フランス山の由来はここに領 ...
洋館を背景にしたバラ園は1991年に公開され、現在ではテーマが異なる3つのバラ園があります。
公園内にあるイギリス館だけでなく、付近には洋式の建物が多く建っているので、観光に人気のエリアとなってます。
イングリッシュローズの庭
イングリッシュローズの庭には、約150種類・1,000株のイングリッシュローズがあってとても華やかです。
バラの他、宿根草と一年草も混ざったイギリス風の庭園も見学できます。
同系色の花が続く「赤の回廊」と「黄色の回廊」も素晴らしいです。
ザ・プリンスなどの赤い色のバラが並ぶ赤の回廊です。
こちらはグラハム・トーマスといった黄色のバラが並ぶ黄色の回廊です。
洋館をバックにしたイギリス風の庭園です。
コテージ・ローズ
ガゼボには、つた状のバラが柱に絡まってたくさん咲いてます。ガゼボは休憩を目的とした西洋風の建築物です。
途中の台にも、いろいろなバラの花が供えられてます。普段は花と無縁ですが、この時ばかりは美しさに目を奪われます。
ジェイムズ・ゴールウェイ
鮮やかなピンクのプリンセス・アン
チャールズ・レニー・マッキントッシュ
ポート・サンライト
波を打つような花を咲かすベルベティ・トワイライト
ガートルード・ジーキル
ハイド・ホール
ジ・アレキサンドラ・ローズ、これってバラなんですか?
プリンセス・アレクサンドラ・オブ・ケント
ゴールデン・セレブレーション
パット・オースチン
ジェントル・ハーマイオニー
ウィリアム・シェークスピア2000
目を引く鮮やかな色のザ・ダーク・レディ
バターカップ
チャールズ・ダーウィン
プリンセス・チチブ
カズエという名前のバラ
丹頂(たんちょう)
バラとカスケードの庭
元イギリス総領事館のイギリス館と山手111番館の裏手にあるのが「バラとカスケードの庭」と呼ばれる庭です。
バラとカスケードの庭には、約80種類500株のバラが植えてあります。
「カスケードを中心とした水の演出の間に、つるバラのガゼボ、ロックガーデンなどが立体的に配置され、さながら庭園絵画の中を歩くような体験ができます。
庭園は、イギリス館や山手111番館と連続する風景を意図しており、山手111番館のカフェテラスからは、西洋館の私庭のような雰囲気が楽しめます。また、イギリス館の後庭には花に囲まれた小道が設けられています。
庭園内のソメイヨシノの大木は開園以前から当地所にあったもので、庭園の歴史を見守っています。」
カスケードの真ん中には階段があって、左右には見事なバラが植えてあって洒落てます。
ザ・フェアリーです。あふれんばかりの花が美しく、鮮やかなピンクが印象的でした。
カスケードの前にあるガゼボには、バラのつるが絡まってます。
柱に絡まっているバラは、ピエール・ドゥ・ロンサールという種類のバラです。
花で埋め尽くされている花壇も見れます。圧巻ですね。
香りの庭
「香りの庭」は、良い香りのバラや草木を集めたバラの庭です。
香りの庭は大仏次郎記念館の前にあり、ダマスク、フルーツ、ティー、ミルラの4つのテーマに分かれてます。
また、香りの庭のバラのアーチも見事です。
この香りの庭には、約100種類500株のバラが植えてあります。
中央に噴水があって雰囲気もいいです。奥に見えている建物が大仏次郎記念館です。
香りの庭の面積は小さいですが、バラとアーチがいっぱいでとても華やかで素晴らしい眺めです。
テーマごとに香りを変えているのが面白いです。
アマンディーンシャネル
サー・ポール・スミス
ティーの香りエリアでは、柔らかな印象の香りがするノヴァーリス、デリシャスムード、クロードモネといったバラが生育されています。
ノヴァーリス
ブノワ・マジメル
ヒーリング
シャンテ・ロゼ・ミサト
バラ園でよく見かけるクロード・モネです。
港の見える丘公園へのアクセス
所在地 | 神奈川県横浜市中区山手町114 |
交通 | みなとみらい線「元町・横浜中華街駅」徒歩5分 |
まとめ
・港の見える丘公園のバラ園は、「イングリッシュローズの庭」「バラとカスケードの庭」「香りの庭」と異なる3つのテーマで分けられている。
・イングリッシュローズの庭は、英国風の庭が再現され、黄色の回廊や赤い回廊といったバラの回廊も目を引きます。
・バラとカスケードの庭は、斜面の花壇にバラが敷き詰められていて見事です。
・香りの庭は、4つのテーマに分けたバラの香りを楽しめます。また、バラのトンネルは美しく見事です。
5月は、港の見える丘公園、山下公園、八景島のバラ園を観に行きましたが、個人的に最もおすすめなのが港の見える丘公園のバラ園です。