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ファイナンシャルプランナーの役割と資格の種類

投稿日:2015年4月17日 更新日:

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ファイナンシャルプランナー(FP)は、アメリカでは医師、弁護士と並んで社会的な地位が高いそうです。

 

医師、弁護士、税理士、社会保険労務士、司法書士、行政書士など、日本にはたくさんの専門家がおり、資格がなければ名乗ることが許されていません。

ファイナンシャルプランナー(FP)も専門家の一人ですが、実はファイナンシャルプランナー(以下FP)は資格がなくても名乗ることができます。

 

FPの資格には、FP技能士、CFP、保険認定FPなど、国家資格から民間の怪しげな資格まであります。

1級FP技能士、2級FP技能士、CFPといった資格は名称独占資格なので、それぞれその資格に合格していなければ名乗れませんが、ファイナンシャルプランナー(FP)自体は名乗れます。

これはFPを名乗る人の中には、資格のない人もいるということに注意が必要ということです。

 

目次

そもそもファイナンシャルプランナー(FP)は何をする人?

日本FP協会のホームページではファイナンシャルプランナー(FP)について、

『結婚する、家を建てる、子供を留学させる、老後は海外で過ごす…など、わたしたちの将来の夢や目標をかなえるためには、まず、実現までの計画をしっかり立てることが大切です。この人生設計が「ライフプラン」です。

そして、わたしたちの夢や目標に対して、総合的な資金計画を立て、経済的な側面から実現に導く方法が「ファイナンシャル・プランニング」です。

これらの計画を立てるためには、金融、税制、不動産、住宅ローン、生命保険、年金制度などの幅広い知識が必要になります。これらの知識を備え、わたしたちの夢や目標がかなうように一緒に考え、サポートするパートナー、いわば、「家計のホームドクター®」のような存在がファイナンシャル・プランナー(FP)です。

FPは、以下のような幅広いくらしとお金の相談にのり、総合的に生活設計を行っていきます。』

と紹介しています。

 

また、日本FP協会ではFPに関する資格を取り扱っており、AFPとCFPは、試験に合格してFP協会の会員にならないと名乗れません。

ちなみにアメリカではCFPのみで、AFPは日本独自の資格のようです。

 

FPに関する資格がいくつかあるためかFP自体の能力にもかなりのバラつきがあります。

保険相談しかできないFP、住宅ローンや不動産購入に対応できないFP、投資経験のないFPなど、テキストで学んだ知識しか持ち合わせていないFPも多いです。

 

とはいえ資格に合格しているかどうかはFPの能力の目安になります。

基本的な能力のあるFPは、広い知識でマネーに関するすべての相談に乗ることができます。深い知識が必要な場合は、それぞれの専門家につないでくれる人もいます。

 

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ファイナンシャルプランナー(FP)の資格は複雑

ファイナンシャルプランナー(FP)の資格は、大きく分けて国家資格と民間資格とがあります。

 

国家資格にあたるのは、FP技能士といわれるもので1級から3級まであります。

FP技能士試験は、金融財政事情研究会と日本FP協会が行っています。

国家資格なのでFP技能士の合格証には厚生労働大臣の名前が入っています。

 

民間資格には、日本FP協会が認定しているAFP(アフィリエイテッド ファイナンシャル プランナー)と上級資格のCFP®(サーティファイド ファイナンシャル プランナー®)があり、どちらもFP業界では有名です。

また、生命保険協会の認定するFP資格というのもあります。

他にも聞いたことがない団体が認定するFP資格やマネー資格もあります。

 

CFPは、国際CFP®組織FPSBとのライセンス契約の下に日本FP協会が認定しており、約2万人(平成27年2月現在)が日本全国にいます。日本よりもアメリカで有名な資格です。

ところが日本で有名な順に資格を並べると、FP技能士>AFP、CFP>生命保険協会認定FPといった順番になります。

 

難しい順番に並べた場合は、1級FP技能士、CFP>2級FP技能士、AFP>3級FP技能士、生命保険協会認定FPといったところです。

無名の団体が認定するFP資格やマネー資格の中には、講義を受講するだけで取れる資格もあるようです。こちらは資格ビジネスのためにあるような資格なので、維持費がそれなりにかかります。

 

ファイナンシャルプランナー(FP)は何をしてくれるかが大事

FP技能士、AFP、CFP、生命保険認定FPといった資格については、試験に合格しなければ名乗れませんが、ファイナンシャルプランナー自体は誰でも名乗れます。

もしかしたら、相談者とたいして知識に差がないFPもいるかもしれません。

 

FPは試験よりも実務能力の方が重要といわれますが、確かに実務の方が大事なのは事実です。

知識よりも実務の方が大事なのはFPに限ったことではなく、FP以外のビジネスにも当てはまるのではないかと思います。

 

資格を取得するためにはそれなりに勉強しなければならないので、資格を取得していることは最低限の知識がある証明です。

 

AFPや2級FP技能士であれば、FPに必要な最低限の知識があるかもしれませんが、それだけでは何とも言えないのも事実です。

1級FP技能士はFP資格の最高といわれていますが、1級FP技能士であっても、ライフプラン相談に乗れないFPもいますし、苦手分野を持つFPもいるからです。

資格はあくまでも目安なので、最低でもお金の分野であれば、すべての範囲に対して最低知識を持ち、自分なりの意見があるFPに相談する必要があります。

 

FP2級以上であれば、高額療養費や申請免除、所得税や住宅ローンといった役立つ知識を学べるので、もしかしたら、自分でFP資格を取った方がいいかもしれません。

 

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  • この記事を書いた人

たくあん(ネトゲ)

横浜で不動産仲介業ファイナンシャルプランナーをしています。

 

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