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横浜市中区の少し見晴らしの良い「本牧山頂公園」

投稿日:2018年2月11日 更新日:

横浜市中区本牧の丘陵地にある「本牧山頂公園」に行ってきました。

この公園は地元なので飼ってた柴犬を連れて何度か来ましたが、犬が亡くなってからは足を運ぶことがなくなりました。

この公園は名前の通り高台にあるので、公園内からは横浜ベイブリッジやランドマークタワーを一望できます。

自分が愛犬を連れて時々訪れたのは、この公園内にドッグランがあるからです。犬を連れて散歩している人の姿も多いです。

本牧山頂公園について

本牧山頂公園は、横浜市中区本牧にある総合公園です。

その辺にある小さな公園と違って、運動、散歩、鑑賞ができる少し広めの公園です。

『都市住民全般の休息、観賞、散歩、遊戯、運動等総合的な利用に供することを目的とする公園で都市規模に応じ1箇所当たり面積10~50haを標準として配置する。』

国土交通省より

 

本牧は、古くから景勝地として知られていました。

横浜開港後、山手には外国人の居留地が置かれました。

本牧から見えた海岸の景色は、外国人から「ミシシッピ・ベイ」と呼ばれて愛されそうです。

 

第二次世界大戦後に本牧一帯はアメリカ軍に接収されましたが、その後数十年を経て返還され、1998年には「本牧山頂公園」が開園しました。

 

本牧山頂公園は、その名の通り本牧の丘陵地、小さな山の上にあります。

公園からは横浜ベイブリッジやランドマークタワー、本牧の街を望むことができるので、デートにもおすすめです。

 

公園内の案内板によると、横浜開港後、山手の遺留地にすんだ外国人は、本牧の田園や海辺を愛で、乗馬での散歩、狩猟や海水浴を楽しんだそうです。そういったことから「外国人遊歩道」がこの付近をめぐっっていて、また、付近には、外国人のためにミルクや西洋野菜を供給する牧場や農園が営まれていたそうです。

この丘の南側に向かい合う三之谷に三渓園ができた大正~昭和初期には、芸術家や文化人の訪れがあり、このあたりには別荘を営む人も集まりました。日本画家の下村観山は、ここ和田山に住居と画室を構え、晩年を過ごしました。

第二次世界大戦後、本牧一帯は米軍に接収され、駐留軍の住宅地となりました。この丘は、将校や士官のための高級住宅地でした。今もその当時に庭木として植えられた樹木や、住宅を建てるため階段状に造成した石垣などが残っています。

 

この公園は細長い形をしてるので、回るだけでも時間がかかります。

 

観山広場(ひざくらの丘)

観山広場は、もともとは下村観山の邸宅があった場所です。

観山広場だけでもその辺の公園より大きいです。

 

広場の一角には、ドッグランが設けられています。

料金は、新規登録及び更新時(1年ごと)に1000円と、利用時に1頭3時間で500円がかかります。

トイレも比較的きれいです。

 

 

「日本画の巨匠・下村観山は、岡倉天心、横山大観とともに日本美術院創立者であり、大正二年(1913)、原三渓の招きで、ここ和田山にアトリエを構えた。当時は、白帆の舟が行き交う本牧の海を望む景勝の丘で、国の重要文化財に指定された代表作『弱法師』などを描いている。」

 

観山広場には、横浜緋桜の原木があります。

横浜緋桜の見頃は3月末から4月10日頃までです。

 

広場の案内板によれば、横浜緋桜は、港北区に住む白井勲さんという方が寒緋桜と兼六園熊谷桜との交配によって1970年代に生み出した品種みたいです。

花の数が多く、葉が出る前に開花し、濃い鮮やかな紅色が特徴です。

 

まきばの丘

次は、まきばの丘です。

 

夕方に訪れたので、犬を散歩させている人がとても多かったです。多分すれ違う人の半数以上は犬を連れてました。

 

公園の中央に位置するのがまきばの丘です。

まきばの丘が高台になってるので、少しだけ眺めがいいです。

 

レストハウスです。ここでイベントしてることもあります。

 

まきばの丘の道です。この公園は自然と触れ合うにはもってこいです。

 

まきばの丘からは、天気が良いと富士山が見えます。

 

ベンチも各所にあります。

 

まきばの丘に入ると見晴らし山という高台になってる場所があります。

見晴らし山に上ってみましたが、あいにくこの日は天候が悪かったです。

横浜ベイブリッジ方面です。

 

横浜のランドマークタワーです。

 

キャンプのできる広場

公園内には、誰でもバーベキューが利用できる広場があります。

利用料金は、1回2000円で、1か月前から予約ができます。

1回500円で備品の貸し出しもしてくれます。

利用時間は、10時~15時までとなってます。

 

「キャンプのできる広場」です。青少年育成団体、学校などはキャンプもできるそうです。

 

里山あそび場です。

 

どんぐりの丘

自然あふれる「どんぐりの丘」には、かぶとむしやクワガタが生息してます。

どんぐりの丘に続く道です。

森林の中を歩いて行く感覚も味わえます。

 

本牧山頂公園へのアクセス

所在地 神奈川県横浜市中区和田山1−5

交通アクセス JR根岸線「山手駅」から徒歩25分

 

 

中図書館前から階段を上って行けます。

 

階段を上ると「ひざくらの丘」があります。階段は結構きつかったです。

 

おわりに

公園を一周しようと思って実際に歩いてみましたが、広場や丘が枝分かれしているせいで予想以上に時間がかかってしまいました。

公園内は犬を散歩している人が多く、また、ドッグランがあるので犬を飼っている人にはいいと思います。

自然豊かな公園でカブトムシやクワガタが生息しており、桜や紅葉といった自然も楽しめます。

キャンプやバーベキューもできますし、約200台の駐車場もあります。

  • この記事を書いた人

おぐに

歴史と旅が好き。休みの日は、ツーリングや観光していることが多いです。

神奈川県の観光地を紹介していく予定です。

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